幼稚園ブログ

そっと背中に手を添える

2020年6月16日 18時08分

昨日、今日は、年長児が年少児の園庭デビューのガイド役を務めてくれました。
靴を履き替えるところを見守り、隣に寄り添いながら園庭の魅力的なところを
いろいろと紹介し、ゆっくりと歩いて回りました。


築山を登るときには、年長児が年少児の背中にそっと手を添えている姿が・・・
なんてすてきな心遣いでしょう。


今日は昨日の反省を生かして、担任同士がいろいろと相談や工夫をして、
バスツアーのイメージで出掛けました。
担任がガイドの旗を持って先導し、はたけ駅やわくわく池駅などを
見て回りました。
トマトやジャガイモがなっている様子や池の近くにはカエルがいること
なども先生が話してくれたことをきっかけに、年長児はそばにいる
年少児に伝えてくれていました。


今日の年長児も手をつなぐのを控える代わりに、築山を降りるときに
転ばないようにと、背中にそっと手を添えている姿がありました。

年少児は園庭の魅力的な自然物や遊具を知ることができたのはもちろん、
やさしい年長児への親しみをもつことができたことでしょう。


園の経営計画の中で、教師の指導力の向上に関する取り組みの中に、
「子どもの背にそっと手を添える援助」を身に付けることを
先生たちに求めているのですが、それを今、子どもたちが
実践できていることに驚くと同時に、感動します。

園では先生たち、家庭では保護者の皆さんが、日々の生活の中で
子どもたちに行動や言葉掛けのお手本を示したり、子どもたちのすてきな姿を
見掛けたときに、それを価値付ける言葉を掛けたりしてくれているからこそ、
子どもたちのうれしい姿が見られたのだと思います。
やさしい心が育ってくれていることをうれしく思います。
本当にありがとうございます。