幼稚園ブログ

年少組の作品展は遊びの延長

2021年10月15日 11時30分

【10月15日更新】
年少組は夏休み前に、フィンガーペインティングを楽しみました。思い切り両手や指をグルグル動かして絵の具の感触を楽しみます。


模様ができると上から大きな模造紙を乗せるとその模様が紙に移ります。夏の間はそれが部屋の壁の海になっていました。


部屋で飼っているアオムシが羽化したり、園庭でたくさんのチョウチョが飛ぶのを見たりしてきたので、2学期には筆を使ってチョウチョを作ってみました。


最初にデカルコマ二ーの技法が分かる絵本を読んで、紙の上にぽったんと絵の具を落としたり、筆でチョンチョンしたりして半分に折ってぱったんとして、そうっと開くときれいな模様のチョウチョができ上がりです。


チョウチョが生まれると今度はチョウチョが飛んでいる原っぱを絵の具と筆を使って伸び伸びと描いて作っていきました。


夏休み明け、カブトムシのことが話題になって塗り絵で作って遊んでいたところから、教師が小さい空き箱にくるくる棒を付けてカブトムシを作って見せました。それを見て自分も作りたいと思った子が教師と一緒に作り始めました。


作りたいと思った子が自分からやってみることを大事にし、できる場や物を準備しておきました。セロテープの切り方や長さなどは教師が一緒にやりながら教えていきました。年長児が仲間と協同製作をしたりたくさんの作品を作っていますが、そこにつながる基本的な用具の使い方も丁寧に身に付けていきます。


チョウチョやプリンセス、恐竜などそれぞれが自分の作りたいものを自由に作って、作ったものを使って遊んでいます。「先生の頭にチョウチョが止まったよ」


小さな積み木を使って作った人形の家を作るという遊びも生まれてきました。


作った虫や人形をどこかに仕舞ってしまうのではなく、それがイメージのまま置けるところを作っておくと、作ったもので遊ぶ、遊ぶために作るという幼稚園での楽しい遊び方が身に付いていきます。