幼稚園ブログ

半日の中にも小さなドラマがいっぱいです

2020年6月5日 18時30分

3歳あんず組は登園が2回目となり、前回泣いていた子も、幼稚園が楽しい場所で、
ちゃんとおうちの人が迎えに来てくれることが分かったようで、
すんなりと部屋へ行き、遊び始めていました。
自分で納得することが大事なのですね。

しばらくすると、5歳のかえで組が2階から降りて来て、園庭に行く前に
あんず組の様子を見に来てくれました。
例年ならば、着替えの手伝いなどでお世話をするのですが、今はそれも
控えています。
それでも、幼稚園に新しい弟や妹が仲間入りしたことを喜び、ささやかながらも
関わりの第一歩をと思った年長組からのうれしいアプローチでした。



朝のうち、お母さんから離れたくなくて泣いていた子も、主任の先生に
関わってもらいながら、少しずつ部屋に近付いて、最後の頃には部屋で過ごし、
部屋の後ろからでも、先生の楽しいクイズを見て、ちゃんと答えていました。

幼稚園に慣れるには、それぞれの子のペースがあります。
その子の気持ちを受け止めながら、徐々に幼稚園の楽しさを感じられるように
しています。ですから、朝は泣いていても、さっとお帰りいただいて大丈夫です。




3歳の保育室の水道は、4つのうち端の2つを使っているのですが、
トイレの水道は2つしかないので、ウレタンパネルで隣の子との間に仕切りを
作ってみました。
今は人数が少ないので、トイレも水分補給も、個別に声をかけて
行くことができていて、生活面も丁寧に指導ができています。



4歳すみれ組は、園庭で履く貸与してもらっている外靴の履き方を
熊のくーちゃんと一緒に、もう一度確認しています。
「ベリベリ、トントン、ギュー、ピタッ」です。
かかとをトントンすることもよく覚えていました。



上手に靴を履くことができると、外での遊びも安心してできます。
砂場では、ザクロの木から落ちてきた「たこさんウインナー」を使って
今日も遊びました。
木のハウスにもどんどん遊具を運んで、しっかり遊んでいます。




5歳かえで組は、先日から、園庭の自然との関わりを通して、
試行錯誤を楽しんでいます。
今日は、大きなスコップを使って、フェンス際の竹を掘り出そうと
30分も格闘していました。



別の子たちは、一昨日からの続きで、竹林の根元の竹を何とか
掘り出したくて、奮闘していました。


今日は縄を使って引っ張ることを思い付き、あれこれと試して・・・


引いてもダメなら、掘って、掘ってもダメなら、最後は・・・
ねじってねじって掘り出した!とうれしそうに報告に来てくれました。


自分でやっみたいことを見付け、自分で考えた方法を試し、
数日かけてやり遂げた達成感は格別です。
担任は、自ら気付くことをじっと見守り、一緒に考えたり、
試行錯誤に共感し、友達同士をつないだり、ヒントをつぶやいたり・・・。

青南幼稚園ならではの自然環境を教材として生かした遊びが生まれ、
その中で、生きる力の根っこがぐっと太く伸びたように感じ、
うれしくなって記念写真を撮らせてもらいました。