小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 冬 立冬 その2 柿が豊作

2021年11月30日 14時06分

【11月30日更新】
二十四節気「立冬」の次候は、「地始凍(ちはじめてこおる)」です。
まずは、昨年の小さなコラムを紹介します。

0211⑮立冬②次候(地始凍)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf



今年は、昨年に比べて柿の色付きが早く、子どもたちはフェスタの前から収穫を楽しみにしていました。その親子フェスタが雨で順延になったため、柿の収穫は週明けの15日月曜日となりました。


朝の時点ではこんな様子でした。この日は朝からPTA役員会だったので、高枝切バサミで切るのは主事さんたちにお願いしました。


3階の会議室での役員会が終わって、上から園庭を覗くと、すでにこんな様子でした。


園庭に行ってみると、ござの上に10個ずつ柿がたくさん並んでいます。それぞれの列の端には葉っぱに1,2,3と数字がマジックで書いてあり、この時点ですでに15になっていました。つまり150個を超えていたということです。


裏庭に行ってみると、主事さんたちが高枝切バサミで柿を採っていました。子どもたちは、かごを持って下で待ち構え、へたを切ってもらった柿を大喜びで受け取っていました。


収穫を終えたのは、もうそろそろお昼にしようという時間でした。1時間半ほどかかった柿の収穫、ずっと上を向いて作業してくれた主事さんにみんなでお礼を言いました。


ござの上にずらりと並んだ柿!壮観です。これまでいろいろな収穫物を数えてきた経験から、今回は10個ずつにきれいに並べる方法を思いつきました。パッと見てすぐに数がわかりました。何とその数、245個です。昨年のおよそ2倍も収穫できました。


さっきまで園庭で収穫の様子を見ていた年中児は、昼食の準備のために先に部屋に戻っていました。数え終わったら教えるからと約束していたので、下から2階の年中組の子たちに向かって、245個も採れたよ!と報告しました。


2階から見るとこんな様子です。それにしても驚くほどたくさんの柿が採れて、今年は大豊作でした。


年少組はちょうどお昼を食べている時間だったので、先生に出てきてもらってお知らせしました。


その日の昼食後、年長児が手紙を書いてくれていました。午後に、表参道駅に塗り絵のお礼をお届けする予定にしていたので、そのときに柿を一緒にお届けしようと思うのだけどと話しておいたので、それを聞いた子どもたちがメッセージや絵を書いてくれていました。


メッセージカードができ上がった後、どの柿をプレゼントしたいか聞くと、それぞれの子が、この柿がいいとおいしそうな柿を選んでくれました。


メッセージカードと柿を表参道駅にお届けすると、駅の皆さんがとても喜んで受け取てくださいました。このところ、電車の事件が多発していますが、地下鉄が日々運行していることで私たちの生活が成り立っていることに、改めて感謝します。いろいろな人に支えられていることを子どもたちも感じる機会となっていますが、そこでの交流の中で、園で採れた柿をお届けできたことはとてもいいタイミングでした。