小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 春 春分 その3

2022年4月6日 11時36分

令和4年度となり、二十四節気では清明を迎えています。
週末の雨やその後の寒さで園庭のサクラもすっかり散ってしまいました。代わりにカエデの若葉が日に日に盛り上がっています。清明の前、春分の末侯は「雷乃発声」です。まずは昨年のこの時期に発行した小さなコラム最終号を再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0303㉔春分③末候(雷乃発声)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉔春分③末候(雷乃発声)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

前回の更新では、終業式の前後の様子をお知らせしましたが、今回は春休み中の幼稚園の様子をご紹介します。

IMG_0189

春休み中は例年、大掛かりな工事をお願いしています。今回も、安全安心な生活のために、日々の手入れの他に業者に依頼する補修工事や剪定などをお願いしました。まずは、塗装が剥がれて危なかった雲梯と鉄棒の塗り替え工事です。

IMG_0201

一旦塗装を剝がし、さび止めや下地ペンキを塗った上で、元通りの色に塗り直してもらいました。鉄棒は部分的な補修をしてもらいました。

IMG_0282

園庭にはたくさんの樹木があります。手の届く範囲の剪定や手入れは普段からしていますが、高木も多いので、年に一度は業者に剪定作業をしてもらいます。

IMG_0515

畑の南側にあったカイヅカイブキは、歩道にも大きくせり出しており、畑の日当たりを遮っていました。カイヅカイブキは、枝を透かすことができない樹種なので、ちょっとかわいそうでしたが、この一本だけは伐採してもらいました。

IMG_0447

エノキや松もきれいに剪定してもらいました。サクラやカエデは枯れた枝だけ剪定してもらいました。

IMG_0523

ちょうどサクラは満開を迎える頃、カエデは新しい葉っぱが萌え出ずる頃とが重なって、青南幼稚園のシンボルツリーの共演が見られる数日でした。教職員は各保育室や園庭遊具などの環境整備を進めてきました。いよいよ明日から子どもたちが登園します。みんなの元気な笑顔を楽しみに待っています。

小さなコラム 春 春分 その2

2022年3月31日 16時54分

春分の次候は「桜始開」です。今年の青南幼稚園の桜は修了式の翌日、18日に開花宣言をしました。その後、連休をはさんで終業式までの間に少しずつ花が開いていきました。まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0303㉔春分②次候(桜始開)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉔春分②次候(桜始開)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

IMG_0018

24日の終業式の日は、いいお天気で年少、年中組はあちこちに春が訪れている園庭で思い思いに過ごしていました。

IMG_0011

先生と一緒に遊んだり、友達と一緒に遊んだり、一人でじっくりとやりたい遊びを楽しんだりすることができることも幼稚園で大事にしてきたことことです。

IMG_0032

園庭のいろいろな場所を使って、それぞれに好きな遊びを進めることができるようになっていることがこの写真を見てもよく分かります。

IMG_0037

わくわく池にはオタマジャクシがたくさん泳ぎ始めています。子どもたちはこのわくわく池が大好きで、冬場に乾燥して水が減っていると、生き物のために水を足すことをいろいろな子たちが自分事としてやってくれています。

IMG_0058

遊び終わって片付けもした後は、学年ごとに終業式を行いました。式の最後に一年間元気に通って、4月からは一つ上の学年に進級証書を園長から担任に手渡しました。年少組も年中組も、遊戯室に入って並ぶところから、話を聞くところも一年前から考えると本当に大きく成長したことを実感して、みんながうれしい気持ちになりました。

IMG_0110

その日の園庭の桜は下の方がだいぶ咲き進んで全体としては三分咲きといったところでした。

小さなコラム 春 春分 その1

2022年3月24日 18時21分

ここ数日は、急に厳しい寒さが続きました。改めて幼稚園の修了式の日は、本当にいいお天気だったことに感謝します。


二十四節気「春分」.pdf
二十四節気「春分」.pdfの1ページ目のサムネイル

二十四節気では「春分」となっています。まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0303㉔春分①初候(雀始巣)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉔春分①初候(雀始巣)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

昨年の小さなコラムでは、修了式前後のことを紹介しています。今年の修了式のことは、先週ブログのコーナーに掲載しましたので、ここではそこに載らなかったことをご紹介します。

IMG_9681

幼稚園の玄関やフェンスの掲示板にもかわいい装飾があったお陰で、修了式を迎える雰囲気づくりが進んでいました。

IMG_9695

青南幼稚園は、子ども赤十字活動を続けています。毎週月曜日を募金の日としていて、学期ごとに赤十字集会も行い、活動の趣旨や募金の意味などについても学んできています。お陰様で今年は、3,819円もの募金が集まり、お届けすることができました。バヌアツやネパールの水道やトイレなどの整備の一助になれば有り難いです。

IMG_9946

3連休が明けて、今週も寒い日が続き、お天気もいま一つだったのですが、晴れ間を縫って砂場の遊具を洗ったり、整理したりする大掃除を年中、年少児がみんなでしました。

IMG_9943

きれいに洗った遊具をかごに分類して、しばらくは裏庭に仕舞います。各保育室でも、今まで使ってきた遊具や用具をきれいに洗ったり、整理したり、いらなくなったものを処分したりしました。

IMG_0050

園庭は今、きれいな花が次々と咲き始めています。濃いピンクが鮮やかなのは裏庭の桃です。3月の初め頃につぼみだったのが、今は枝いっぱいに花が咲き誇っています。

IMG_0110

砂場の上に枝を広げるサクラは、修了式の頃にはつぼみが膨らみ始めており、18日には数輪が花を咲かせたので、幼稚園として開花宣言をしました。その後、3連休を経て、冬に逆戻りしたような寒さの中でも少しずつ花が増え、今日は3~4分咲程度になっています。

IMG_9974

もう一本のシンボルツリーのカエデは、新芽がきれいに出始めています。緑の葉っぱのところに小さな赤い花が付いているように見えます。子どもたちと一緒に観察してみたのですが、小さすぎてよく分かりませんでした。どの木も生命力があふれ出ている様子が感じられ、まさに春爛漫です。

IMG_0053

築山の上では、ユスラウメがたくさん花を咲かせ始めています。今年も初夏においしい実りを付けてくれることを祈っています。木の名札も付けてもらって今年は今まで以上にみんなの注目を集めることでしょう。

小さなコラム 春 啓蟄 その3

2022年3月16日 16時18分

啓蟄の末侯は、菜虫化蝶(なむしちょうとなる)です。昨年のコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0303㉓啓蟄③末候(菜虫化蝶)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉓啓蟄③末候(菜虫化蝶)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

さて、ここ数日の暖かさで園庭の木々の花や新芽がぐんぐん開き、伸びています。

IMG_9731

裏庭のフキ畑は今、フキの花畑となっています。黄色いキタキチョウが飛び始めていました。

IMG_9710

年長児はずっと生長と見守っていたラディッシュをみんなで収穫して、職員室で調理してもらいました。弁当のときに食べましたが、新鮮で辛みもなく、みずみずしい味でした。

IMG_9729

年長児は先日から作っていた木のネームプレートを先生と一緒にそれぞれの木に結び付けてくれました。

IMG_9685

青南幼稚園には本当にたくさんの木々があります。去年も修了製作で作ってくれたのですが、プレートがついているとより親しみがもてるようになり、子どもたちもきれいなプレートができて大喜びです。

IMG_9713

明日の修了式は小学校の体育館をお借りして行います。これまで築き上げてきた青南小学校との交流・連携のお陰で、練習の時間や会場など本当にご配慮いただいているお陰で、感染対策をとってみんなで一緒に修了式ができます。

IMG_9721

主に給食の時間帯にお借りして、年中児も2回ほど練習に参加できました。この日は、並んで言葉と歌を歌い、その後、年長児のかっこいい言葉と歌を聞かせてもらいました。

IMG_9782

そして、今日は、当日修了式には参加できない年少児に来てもらって修了式で歌う歌を聞いてもらいました。年少児は遊んでいるときなどに歌声を聞いてはいましたが、目の前でしっかりと聞かせてもらったのは初めてで、改めて憧れの気持ちを膨らませていました。

IMG_9817

フェンスの掲示板も修了式おめでとうバージョンに模様替えをして、明日の式をお祝いしています。

IMG_9819

いよいよ明日は晴れの日です。すてきな修了式になりますように・・・。

小さなコラム 春 啓蟄 その2

2022年3月12日 14時35分

啓蟄の次候は、「桃始笑(ももはじめてさく)」です。昨年の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0303㉓啓蟄②次候(桃始笑)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉓啓蟄②次候(桃始笑)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

昔は咲くことを「笑う」と表現したそうで す。俳句の春の季語には「山笑ふ」もあります。

IMG_9692

今年もわくわく池の脇にある桃がきれいに花をが咲かせています。桜はまだつぼみの状態ですが、うっすら緑色が見え始めているものもあります。

IMG_9609

そして、園庭の築山にある梅も先週辺りから徐々に花を開き始め、子どもたちも気付いてみんなに知らせています。去年はカイガラムシが付いてしまっていたので、だいぶ剪定したのですが、その手入れが効を奏したようで、うれしい思いです。

IMG_9611

築山の一番奥、道路との境のところあるアンズにもつぼみがたくさん付いていますが、ようやく花が開き始めました。初夏にはたくさんのアンズの実が実ることを期待しています。

IMG_9386

3月7日には、3月の誕生会がありました。ずっと待っていた3月生まれの子たちも、ようやくみんなにお祝いしてもらって本当にうれしそうでした。年少組のお楽しみは、今年の修了対策委員会から寄贈していただいた大型絵本「おおきなかぶ」です。

IMG_9399

年少児はこの翌日に、育ててきた小松菜とこかぶを収穫し、みそ汁にしていただきました。特別な絵本が、すてきな導入になりました。ありがとうございました。

IMG_9612

先週は、学年の枠を越えて活動することが多く、いろいろなことを伝え合い、刺激をし合う姿がたくさんありました。ビオラなどの春の花を購入し、それを年少、年中児がプランターに植えて、いよいよ修了する年長児をきれいな園庭で送り出したいと思っています。

IMG_9643

主に年少児がプランターに土を入れ、先生と一緒に花を植替え、カエデの木の周りが一気に華やかになりました。

IMG_2662

ジャガイモの種芋を持った年長児が、園庭を回りながら年少や年中児に紹介してくれました。その間、別の子たちが先生と一緒に畑を耕して、畝を作りました。

IMG_9594

カラスにいたずらされないように、少し深く埋めること、おいしくなあれと声を掛けながら水やりをすることなど、年長児から大事な教えが伝承されていきました。

IMG_9588

年中組が育てているキヌサヤやソラマメも生長してきたので、手入れをする必要がありました。私が竹を切ってきて、枝を適度に払いながら竹のしなりを使ってキヌサヤのつるが絡みやすいように支柱に仕立てました。

IMG_9564

これまでは年長組が手伝ってくれることが多かったのですが、今回は年中児が手伝ってくれました。竹は密になっていたので、間引く必要もあったので、一石二鳥です。

IMG_9625

9日には、年長組への感謝の気持ちを伝える「お別れ会」もありました。

IMG_9691

お別れ散歩も一つのきっかけになり、年長児へのありがとうの気持ちをどのように伝えるかを各学級で考えてきたものを一つにまとめていくことにしました。

IMG_9425

前日には、年少と年中児が年長児には内緒で集まって、お楽しみ会についての作戦会議をしました。それぞれにプレゼントは作ってあったのですが、この日は会場の装飾を一緒に作って飾りました。

IMG_9478

当日は、縦割りの3学年で集まる会を2回に分ける形で密を避けて、安全にお別れ会を開くことができました。

IMG_9487

年中児からのプレゼントは小学生になったら使ってもらおうと、紙粘土で作った鉛筆立てです。ペアの年長児に好きな色を聞いて、かわいい形といろいろな飾り付けもして仕上げました。

IMG_9491

ラッピングは幼稚園中のいろいろな先生たちが心を込めて包んでくれました。お休みの子たちの分も仲間が力を合わせて仕上げたり、渡したりしました。

IMG_9500

この折り紙のチューリップは、年少児が作ったプレゼントです。実は茎の部分に鉛筆が隠れています。

IMG_9541

年中児が作った鉛筆立てとコラボしたプレゼントです。ちょっと照れながらも年長児のところに行って、手渡しました。まだ言葉では伝えられなくても「ありがとう」の気持ちはしっかりと伝わりました。

IMG_9545

感染対策のために、短い時間ではありましたが、改めてお互いに思いを伝え合うことができた微笑ましいひとときでした。

IMG_9523

お別れ会の後は、年中児が憧れの年長組で一緒に遊ばせてもらっていました。行事だけでなく、日々のいろいろな場面での自然な関わりこそが大事です。

小さなコラム 春 啓蟄 その1

2022年3月12日 13時26分

二十四節気は、啓蟄となっています。

二十四節気「啓蟄」.pdf
二十四節気「啓蟄」.pdfの1ページ目のサムネイル

啓蟄の初候は「蟄虫啓戸(すごもりむし とをひらく) 」です。啓蟄と同じ意味で、土の中 で冬眠していた虫たちが、春の訪れを感じて地中から這い出 して来る頃です。昨年のこの頃の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。 

0303㉓啓蟄①初候(蟄虫啓戸)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0303㉓啓蟄①初候(蟄虫啓戸)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

青南幼稚園の園庭は、様々な命の営みと出合うことができるように、時には子どもたちと一緒に手入れをしています。ただ放っておいては、子どもたちが安全安心に探索できる環境にはなりませんので、冬の間も剪定や移植などをしていました。

IMG_4235

冬の間はあまり見えなかった命の営み、気配が3月の声を聞くとあちこちで姿を見せ始めています。

IMG_2616

昨年は2月中旬には姿を見せていたアズマヒキガエルが、今年は2月末になってようやく池の周辺に顔を出し始めました。園庭のことを一番よく知っている年長児は、やはり一番最初にその姿を発見したようです。数日すると、卵も生み始めていますが、今年は例年よりもその数は少なめのようです。

IMG_4270

この季節、関東は乾燥が激しく、わくわく池の水が減ってしまうことは毎年の自然現象です。去年は年長児が水を運ぶ大作戦を決行しましたが、今年は年中児が工夫して水を運んでいました。

IMG_2577

園庭の土がカラカラになることも子どもたちは体を通して実感しています。乾いた地面に水を掛けて浸み込んでいく様子に興味をもった年長児は、得意の実験をしています。

IMG_4277

カエデの木の下も、特に乾燥して土の状態がサラサラになる場所です。今年は学年の枠を超えて、泥団子作りを楽しんでおり、子どもたちは園庭のどこにどんな土があるのかをよく知っています。この日は、年中児が数人、このスポットに泥団子の仕上げに自然と集まっていました。

IMG_4255

園庭だけでなく、室内でもいろいろな遊びを楽しんでいます。ひな祭りの前には、各学年の発達に合わせた製作に関わる経験ができるようにひな人形を作りました。

IMG_4323

年中児は、以前に年長児が柿のオブジェを作っていたものを参考にかわいいおひな様作りに挑戦しました。ちょっと難しかったようですが、個性豊かなかわいい作品ができて満足そうです。

IMG_9338

年少児は、初めて千代紙を折ってかわいいお雛様を作りましたが、それだけでなく、本物のひな人形を見た感動をすぐに自分たちがおひな様になるという形で遊びを創り出しています。一年前は、トイレも一人で行けなかった子たちが、身の回りの出来事を取り入れて必要な物を(もちろん先生の手助けももらいながら)作って、友達と一緒に遊ぶようになった姿をうれしく思います。

IMG_2171

IMG_4282

下の写真の右側が年少児の作品です。左側の吊るし雛は年長児の作品です。千代紙でおひな様を折ったり、ジャバラ折りを組み合わせた飾りや花びらなどもそれぞれに工夫して作りました。吊るすための棒は園庭の竹を使っています。

IMG_9308

下は、年中児のまあるいおひな様です。ジャバラ折りを教わって金の屏風も作りました。

IMG_9302

今年のひな祭り子ども会も、学年毎の実施でした。うれしいひな祭りの歌に合わせて、先生たちのパネルシアターを見たり、自分たちや他の学年の作ったおひな様も見たりして刺激を受けた時間でした。ひな人形を出すのも片付けるのも、年長児がしっかりと関わっているのもすてきなことでした。

小さなコラム 春 雨水 その3

2022年3月12日 12時34分

雨水の末侯は「草木萌動(そうもく めばえ いずる)」です。草木が芽を吹き始める頃 です。弥生は「いやおい」で、「弥」にはいよいよ、ますます という意味があり、3月は草木が生い茂る季節です。まずは、昨年の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0302㉒雨水③末候(草木萌動)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉒雨水③末候(草木萌動)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

今年の1月2月はとても寒かったですね。去年の小さなコラムの写真や内容と見比べると、今年の春の訪れが遅いことが分かります。

IMG_9114

1月の誕生会のときに紹介した裏庭の土工場の脇のフキノトウが、2月下旬にようやくつぼみから膨らんで伸び始めました。

IMG_2572

今年の年長児も、園庭のあちこちで春を探しており、裏庭ではオオイヌノブグリも見付けました。

IMG_2569

それでも2月末にはまだ梅の花はつぼみのままです。

IMG_9174

2月24日には、幼稚園のすぐ隣にある青南小学校の第二校庭にお別れ散歩に出掛けました。密を避けるために、4つの遊びコーナーを設けて、自由に選んで遊べるようにしました。これまで各学年で楽しんで踊ってきたダンスをどの学年の子どもたちも一緒に踊ることを楽しみました。

IMG_9188

年少の担任が受け持ったケンパのコーナーは、最初は年少が多かったのですが、途中からいろいろな学年の子たちがやってきました。

IMG_9211

最近、年中児が楽しんでいる転がしドッジボールにも、最初は年中児が多かったのですが、後半になって他の学年の子たちも参加しました。去年は、異学年のペアの子と一緒に過ごすことを重視したのですが、遊びへの興味や理解度などが異学年のペアだと大きく違うことが反省点でした。

IMG_9205

今回は、感染対策のために異学年で手をつないで歩くことを控え、遊びの中でもペアで動くことよりも、自分で好きな遊びを選んで思い切り遊ぶ中で、自然な形で異学年の交流をしたいと考えました。

IMG_9197

リレーはやはり年長児に大人気で、最初はほとんど年長児でしたが、後半になって、年少や年中児が加わってくると、バトンタッチのときにスピードを緩めて優しく渡す姿が見られて、さすがは青南幼稚園の年長児と思わせてくれました。

このお別れ散歩をきっかけに、さらに園内での遊びや生活の中で異学年の自然な関わりが増えていきました。

小さなコラム 春 雨水 その2

2022年3月12日 11時45分

雨水の次候は「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」です。春霞がたなびき始める頃。た なびくとは、霞や雲が層をなして薄く漂っている様子を言う のだそうです。 まずは、昨年の今頃の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0302㉒雨水②次候(霞始靆)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉒雨水②次候(霞始靆)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

2月から3月にかけては、子どもたちが一つ階段を登ることを自覚していく季節です。去年の小さなコラムでは、誕生会の司会を年長から年中児に引き継ぐ様子を紹介しています。

IMG_2553

今年も年長児は、自分たちが小学校に行くと、今まで自分たちが中心になって進めていた幼稚園の仕事などをどうしたらいいか考えました。年中児は逆の立場で、今まで司会をしてくれていた年長さんがいなくなったら、どうしようと思っていました。

IMG_2555

それぞれの思いが重なって、年長児から年中児への司会の引き継ぎが行われました。そして、2月の誕生会は年中児がドキドキしながらも、教えてもらったことをよく覚えて司会の言葉を言うことができました。年長児たちは、いい姿勢で静かに参加しながら、心の中で年中児の司会を応援し、終わった後には頑張ったね、上手だったよと声を掛けてくれていました。

IMG_4199

誕生会の司会と同様に、引き継がれているのがうさぎのミミくん、かめたろうの世話や靴箱の掃除などの活動です。

IMG_4197

幼稚園は遊びを通して学ぶ場ですが、生活する場でもあります。幼児であっても、自分たちでできることは自分たちでしていくことは青南幼稚園の当たり前です。

IMG_2545

ただし、教師に言われたからするのではなく、自分たちでやりたいと思って、必要感を感じてしなければ子どもたちの心の育ちにはつながりません。年長児がやっているこのような仕事をかっこいいと憧れの気持ちをもって見ていた年中児からは教えてほしいと、年長児からは教えてあげようかと声を掛ける姿から始まりました。

IMG_2539

好きな遊びの時間に、興味をもった子ども同士で始まるこのような引き継ぎ活動が、断続的に続いて、徐々に広まっていくようにしています。

IMG_3087

このところ、このように異学年での関わりが自然な形でできるように、園庭で遊ぶ時間や関わりのきっかけづくりなどについても教員同士で打ち合わせをしているのです。

小さなコラム 春 雨水 その1

2022年2月24日 14時50分

19日は二十四節気の「雨水」でした。降る雪が雨に変わり、雪が解け始める季節です。

IMG_9163

雨水の初候は「土脉潤起 つちのしょう うるおい おこる」です。まずは、昨年の今頃の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0302㉒雨水①初候(土脉潤起)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉒雨水①初候(土脉潤起)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

昨年も、行事後の交流の様子をご紹介しましたが、今年も生活発表会が終わった後に他の学年や学級の大道具や衣装などを触らせてもらったり、身に付けさせてもらったりする動きが自然と出てきました。

IMG_8858

特に年長の劇の道具は小さい子たちにとっては興味津々のもので、年長児がカメに乗せてくれたり、着せてくれたりして、あこがれの気持ちが高まります。

IMG_8860

タコのたこ焼き屋も遊ばせてもらって、うれしそうな年中児たちです。年少児も先生と一緒に楽しそうに関わっています。

IMG_8867

また、別の日には年中児2学級が、それぞれの劇の好きな役になって、お互いの劇を楽しむという活動を楽しみました。

IMG_9018

お互いの劇を遊びながらも見ており、リハーサルでも見ていて、応援もしているので、歌やセリフもよく覚えていました。入れ替わったのは一部の子なので、劇遊びを二度楽しむことができた子どもたちでした。

IMG_9013

小さなコラム 春 立春 その3

2022年2月16日 13時55分

立春の末侯は「魚上氷(うおこおりをのぼる)」です。まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。昨年も生活発表会のことを紹介をしています。

0302㉑立春③末候(魚上氷)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉑立春③末候(魚上氷)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

今日は、一週間開催を延期していたかえで組の生活発表会でした。一時、様々な理由で出席者が連日半数の日が続き、止む無く一週間延期することにしたのもです。

IMG_7897

他の学級の劇づくりが進んでいる中で、かえで組は個々の衣装作りや大道具作りなどを進めながら、ストーリーを考えたり、場面ごとの練習をしたりしていました。

IMG_8843

他の学級の友達に見てもらって気付いたいいところや改善した方がいいところなどを教えてもらいました。先生たちもいろいろとアドバイスしたり、大道具の移動の手伝いをしたりして、みんなで応援していました。

IMG_8971

[かえで組の劇は「ブレーメンの音楽隊」です。登場する動物は、絵本とはちょっと違って、ロバ、ゾウ、タヌキ、トリです。それぞれの動物の登場シーンには幼稚園でのトンボとりや作品展でのラーメン屋などを反映させています。

IMG_9000

泥棒は抜き足差し足で泥棒らしく歩き、重なって脅かす動物たちとその雰囲気を盛り上げる効果音のやり取りが見どころでした。

IMG_9009

一週間遅れにはなりましたが、無事に全てのクラスの生活発表会が終わりました。保護者の皆さんのご理解とご協力に改めて感謝します。ありがとうございました。

小さなコラム 春 立春 その2

2022年2月14日 12時34分

立春の次候は、「黄鶯睍睆(うぐいす なく)」です。まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0302㉑立春②次候(黄鶯睍睆)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉑立春②次候(黄鶯睍睆)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

先週は、生活発表会でした。今回も、学級ごとの開催としました。8日は年中組の2クラスが本番を迎えました。

IMG_8542

感染対策のため、参観できるのは各家庭から1人のみでしたが、その分ゆったりと間隔をとって安心して見てもらうことができました。

IMG_8562

たんぽぽ組は、「がらがらどん~たんぽぽのはらのなかまたち~」でした。最後に踊った「鬼のパンツ」はみんなが自信をもって踊っていて、保護者の皆さんからもたくさんの拍手をもらいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会場の入れ替えをして、次はすみれ組です。

IMG_8609

虫好きのすみれ組が演じたのは「むしのおいしゃさん」です。カマキリ先生のダジャレで元気にしてもらうという楽しい劇でした。

IMG_8613

最後にみんなで踊った「ダジャレを言うのはだれじゃ」はズコッとズッコケるところがあるのですが、楽しくズッコケてすぐに元に戻って踊れる切り替えができていて、成長を感じています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9日は、朝一番に年少組の生活発表会でした。

IMG_8672

年少組はいちご組とあんず組が一緒に生活しているので、表現遊びも2クラス一緒にいつも生活している保育室で行いました。

IMG_8701

いろいろな動物になって、「てぶくろ」の中に入っていきますが、その中でおでんを食べて温まりました。

IMG_8713

そして最後に踊ったのは、「おでんぐつぐつ体操」です。窓の外からも見られるようにしたことで、保護者の皆さんにもゆったりと見てもらうことができました。

IMG_8711

どの子も本当に楽しんで動物になりきって動き、笑顔で体操を楽しんでいて、見ている保護者の皆さんも笑顔がいっぱいでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

年少組が終わり、しばらく時間を空けて、遊戯室を会場に、年長さくら組の生活発表会が始まりました。

IMG_8748

さくら組の劇は「うらしまたろう」でした。浦島太郎はカメタロウ号に乗せてもらって、竜宮城の中のいろいろな部屋で接待を受けるのですが、そこでは幼稚園で楽しんできた出来事ばかりでした。

IMG_8790

そして、最後に歌った浦島太郎の歌はそんな劇の中で出てきたものが替え歌のなった楽しい歌でした。身振り手振りの入った思い入れのある歌で、終わった後は大きな拍手をもらいました。

小さなコラム 春 立春 その1

2022年2月6日 17時03分

2月4日は二十四節気の「立春」でした。北京オリンピックの開会式では、二十四節気がとても印象的に紹介されていましたね。節分で冬に別れを告げ、春から始まる一年の始まりが立春なのです。

二十四節気「立春」.pdf
二十四節気「立春」.pdfの1ページ目のサムネイル

立春の初候は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」です。まずは、昨年のこの時期の小さなコラムをご覧いただければと思います。

0302㉑立春①初候(東風解凍)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0302㉑立春①初候(東風解凍)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

IMG_8019

立春を迎えても、実際には寒さはまだまだ厳しく、あわせて乾燥も進んでいくのがこの時期の自然の大きな特徴です。年中児が種をまいたソラマメは少しずつ大きくなっていますが、園庭に出てくるたびにまず様子を見に行き、水やりをしていることで少しずつ大きくなってきています。

IMG_8026

ちょうど、土工場の様子を見に行こうと思っていたので、まだあまり行ったことがない年中児を誘ってみました。土工場に持っていった落ち葉もずっとカラカラのままでは、簡単には土になりませんから、水を撒いてみようと思っていたのです。

IMG_8022

先日の誕生会で紹介したフキノトウもちゃんと残っていました。このように時々大人が一緒に行く機会をもつようにしていきたいと思います。今は、生活発表会に向けての活動が多くなっていますが、その合間などには園庭でこのような自然との関わりも続いています。

IMG_8313

週明けの今朝は、この冬一番ワクワク池に氷が張っていました。

IMG_8324

明日、明後日に予定している生活発表会の練習を始めた学級が多かったので、今朝はしばらくの間、一クラスだけがゆっくりと池の氷の様子をじっくりと見ることができ、氷の下に見えた空気の泡が氷を触ると動いく様子に驚いたり、氷がおもしろい形に剥がれたりする様子に歓声をあげていました。

IMG_8491

いろいろな学級が交代で遊戯室などを使って劇の練習をし、それが終わると園庭に出てきました。後から出てきたクラスの子が氷を見せに来てくれました。そして、その子は手にした氷を見て、ウッドデッキの真っすぐな線がグニャグニャに見えることに気付きました。何だか不思議な感じです。朝の氷よりもなんとなく表面が解けた感じもしますし、透かして見える向こう側が歪んで見えることも大発見でした。

小さなコラム 冬 大寒 その3

2022年2月4日 13時44分

昨日は大寒の最後の日で、節分でした。まずは、昨年の大寒の末侯(鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく)の時期の小さなコラムをご紹介します。

0301⑳大寒③末候(鶏始乳)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0301⑳大寒③末候(鶏始乳)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

昨日は、各保育室にヒイラギとイワシの頭を飾り、子どもたちは豆まきをして鬼を追い払いました。

IMG_8054

今まではみんなで集まって豆まき子ども会をしていましたが、今年は子どもたちは各学級に集まって、放送で節分や豆まきの話を聞きました。どの学級でもとてもよく話を聞いてくれていたようです。

IMG_8057

その後、しばらくして子どもたちがテラスに升を持って出てくると、どこからともなく鬼が現れました。だいぶ暴れましたが、年長の投げる豆に退散していきました。

IMG_8067

でも、鬼はもう一度現れ、今度は年中児たちのところにやってきました。ここでもだいぶ暴れていましたが、やはり子どもたちの投げる豆にはかなわず、引き上げていきました。

IMG_8078

もう来ないかと思っていたら、年少児がテラスに出てきたタイミングで、再び鬼が現れました。年少児は泣く子はいませんでしたが、鬼が怖かったようで、鬼を見ないように下に向けて豆をまいていたようです。小さい子どもたちのそのかわいらしい様子を見て、鬼も優しくひと暴れすると退散していきました。

IMG_8080

豆まきが終わると、園庭に散らばった豆を小さな箒などを使って年長児が掃除をしてくれました。先週あたりから、ヒヨドリが園庭のエノキなどの高い木に止まってはフンを落としていて困っていました。豆を園庭に残しておいては、他にもカラスやハトなどがやってきて、せっかく育てている冬野菜が食べられてしまいます。

IMG_8147

年中組は、節分を迎えるまでの間に、絵の具で自由に鬼の絵を描いていました。ダイナミックな個性豊かな鬼がたくさんです。どの学級でも心の中にいるかもしれない怒りんぼ鬼、怠け者鬼などを追い出そうと豆まきをしています。

IMG_8148

豆を入れる升もそれぞれの学年で自分たちでできるものを作りました。豆まきをして、園内の邪気を追い払ったおかげで、今日の立春は、どの学級でも楽しそうに遊ぶ子どもたちの笑顔が溢れました。

小さなコラム 冬 大寒 その2

2022年1月28日 15時45分

大寒の次候は、水沢腹堅 (さわみず こおりつめる)です。今年は子どもたちが登園し始めてからは、先週2回ほどわくわく池に薄い氷が張りました。まずは、去年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0301⑳大寒②次候(水沢腹堅)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0301⑳大寒②次候(水沢腹堅)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

春から秋までは、様々な生き物や植物が子どもたちの興味関心の対象となるわくわく池ですが、冬場は乾燥して水が減っていることに気付いたり、このように寒さで氷や霜柱ができたりして、子どもたちが集まってくるスポットです。

IMG_7601

IMG_7682

特に年長児は、去年の経験もあり、寒い日には園庭に出るとすぐに池の様子を見にいきます。

IMG_7683

昨日は早春の足音としてフキノトウのことを紹介しましたが、来週はまた寒さが厳しくなって、冬ならではの自然現象との出合いを楽しみにしています。

小さなコラム 冬 大寒 その1

2022年1月26日 16時12分

二十四節気「大寒」.pdf
二十四節気「大寒」.pdfの1ページ目のサムネイル

最近の朝の寒さは本当に厳しいものがあります。先週20日が二十四節気の「大寒」でした。大寒の初候は「款冬華 ふきのはな さく」です。

フキノトウは、まだ寒さが厳しいこの時期に、蕗の葉っぱの下にひっそりと姿を見せてくれます。幼稚園の裏には一面フキが生えている植え込みがあります。その端っこの一部を掘って作ったのが「土工場」です。昨年の小さなコラムにその様子を紹介していますので、まずご覧ください。

0301⑳大寒①初候(款冬華)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

0301⑳大寒①初候(款冬華)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

フキの葉っぱの下に、小さなつぼみが見えますが、まだ「ふきのとう」という感じではありません。

IMG_7791

もう少し別のところを探してみると、土工場の両側にもフキがあり、よ~く見てみると・・・、左側に、見付けました。

IMG_7792

拡大すると・・・、こんなにかわいい「フキノトウ」が顔を出していました。

IMG_7794

私は毎月の誕生会の際に、玉手箱を持っていきます。毎回、そこに園内にある自然物を入れて紹介しています。普段は現物を見せるのですが、今日はフキノトウが一つしかなかったので、今日の誕生会では、この写真を紹介しました。

IMG_7854

冬の寒さの中でも、春を迎える準備がちゃんと始まっていること、季節は巡っていることなどを話しました。そして、いつものように、誕生日はみんなに「おめでとう!」とお祝いしてもらう日ですが、「産んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう」の日だよと話しました。