自然っておもしろい!子どもっておもしろい!

葉っぱの傘

2021年9月22日 16時27分

【9月22日更新】
子どもたちの顔や性格が一人一人異なるように、植物の色や形も一つ一つ異なります。同じ木でも一枚一枚葉っぱの表情が違い、とてもおもしろいです。青南幼稚園では、子どもたち一人一人の個性を大切にしています。

今回は、子どもたちが「おもしろい!」を感じた葉っぱを、遊びに取り入れている1学期の事例です。

5歳児5月 「葉っぱの傘」.pdf

わくわく池で見付けたよ!~出合いと別れ~

2021年9月21日 17時57分

【9月21日更新】
2学期に入り、年中組の子どもたちはより虫に興味をもつようになりました。わくわく池には様々な生き物が棲んでいて、毎日たくさんの出合いがあります。年少のときは虫を怖がっていた子どもたちも、毎日毎日園庭に出て生き物や自然と関わる中で、自分なりに楽しんで生き物に関わる姿が増えてきました。

ある日、ヤゴを見付けてすみれ組で飼うことにしました。ミミズ探しや水の取り換えだけではなく、毎日「おはよう」と声を掛ける姿もあり、それぞれの関わり方でヤゴの成長を見守っていました。しかしそのヤゴが・・・!

4歳児9月 「わくわく池で見付けたよ!~出合いと別れ~」.pdf


 今回はそのヤゴとの出合いや世話をする様子、一生懸命育てたけど死んでしまったときに感じた子どもたちの驚きや悲しみ、その後のお墓作りの流れを見ていただきました。みんなで育ててきたからこそ、みんなでどうするか考えながら日々過ごしています。ヤゴの羽化の失敗はとても残念で悲しいことでしたが、子どもたちがすてきだと思う葉っぱを並べたり、「大好きだよ」とヤゴのお墓に言ったりする姿に胸がじーんとしました。

この色、何色? 同じだね!

2021年9月21日 14時33分

【9月21日更新】
年中組の子どもたちは2学期に入り、毎日色水遊びを楽しんでいます。
オシロイバナやアサガオなど、身近な花を袋に入れ、水を足してもみもみもみもみ・・もみもみもみもみ。
繰り返し揉み出してきれいな色がたくさんできて喜んでいます。
卵パックやパレットに移し替えると少しずつ色が混ざり合って変化する様子を見たり、色を比べたり「同じ花でも違う色ができる」と色を楽しんでいます。

いつもは色の違いに注目していましたが
ある日ふと、友達と同じ色であることを喜んでいました。
その日は、服の色も靴の色も私たち全部一緒!
だけどきれいな色の名前を声に出してみて・・・あれ?

同じ色を見ても一人ひとり感じ方が違うのですね♪
改めて色と名前の不思議さに出合わせてもらいました。

4歳児9月 「この色、何色? 同じだね!」.pdf

葉っぱのほうき

2021年9月13日 14時40分

【9月13日更新】
今日は4、5歳児がサンシャイン水族館に遠足に行ってきました。密を避け、さらに午前保育の中での実施になりましたが、子どもたちは色とりどりの魚たちに目を輝かせていました。その様子も後日お知らせいたします。

今回は1学期のおもしろエピソードを一つご紹介します。
青南幼稚園では園長自ら園庭の木々を剪定していて、子どもたちもその様子を楽しそうに眺めています。今回はそんな中での一コマです。

5歳児5月 「葉っぱのほうき」.pdf



エピソードに出てくる「土工場」とは、昨年度の年長組が秋頃に始めた「腐葉土作り」のことです。裏庭に落ち葉を集めて熟成中です。今年度の年長組も、しっかりと引き継いでくれています。

ブドウのような、ゴボウのような・・・

2021年9月9日 16時38分

【9月9日更新】

わくわく池の奥に、大きな葉っぱと紫色の不思議な実がなっている草があります。

この実は何でしょう?私は、今日の誕生会でいつもの玉手箱に入れて、クイズとして子どもたちに聞きました。ブドウ、ブルーベリー、お腹が痛くなるやつ、などの答えでした。

幼稚園の先生たちは、皆さんご存知だと思いますが、これは「ヨウシュヤマゴボウ」です。すでに園庭の遊びに使い始めていますので、口に入れるとお腹が痛くなることを知っていて、「お腹が痛くなるやつ」という答えが返ってきたわけです。


誕生会の場を借りて、全員に「遊びに使ってもいいけれど、口に入れないように」という大事な注意事項を知らせたわけです。自然の中にはきれいな花もかっこいい虫もいますが、中には危ない虫や草もあります。知識があることで、自分の身を守り、安心して自然と関わることができるのです。


年長児は色水にして遊びだけでなく、図鑑で調べて、ブドウのようなこの姿と不思議な名前のギャップを楽しんだようでした。

03 4・5歳児9月 「ブドウのような、ゴボウのような・・・」.pdf


先ほどの実から血が出たのを発見した年中児も、このヨウシュヤマゴボウを発見したそうです。
その場面を他の学年の先生が見ていて、一学期の実から血の色が出たことを話題にしてくれたそうです。すると、またうれしそうに色を出し、洗うと色が変わるかを何度も試していたそうです。

普段から保育中も職員室でも、子どもたちの様子について先生たちが活発に話をしています。そのお陰で、担任ではない先生も自然な形でその子の興味に沿った関わりができたのです。担任からの言葉掛けはうれしいものですが、いろいろな先生が自分の興味があることを知っていてくれて、多くの先生に見守られていることを感じて、さらに伸び伸びと遊ぶ姿につながっていったことがさらにうれしいことでした。

先生たち同士のコミュニケーションがよく取れていて、チームワークがいいことで、好循環が生まれているのが今の青南幼稚園の自慢でもあります。

実から血が出たよ!?

2021年9月9日 16時19分

【9月9日更新】
これは、1学期の年中児による大発見のニュースです。青南幼稚園には園庭に立派な桜の木があります。その木の下に落ちていた小さな実を見付けた子がその実を触ってみると・・・。

03 4歳児5月 「実から血が出たよ!?」.pdf



普段は比較的おとなしい子が、とてもうれしそうに、大発見をしたんだよ、先生見て見てと言ってきた姿がうれしかったです。そして、そのことを担任の先生が目を細めて喜んでいたことも、園長としてはうれしい姿でした。小さな実を触ってみたら、血のような色が出てきた驚き。その驚きが大きく、誰かに伝えたくて仕方なくなる気持ちになるのですね。自然と関わることで心が動き、人との関わりが広がっていく何ともうれしいひとときでした。

キュウリの葉っぱ

2021年9月9日 15時58分

【9月9日更新】
1学期の出来事になりますが、3歳児ならではの姿をご紹介します。園内研の事例にまとめる前から、この出来事があった日に担任がとてもうれしそうに話していたのが印象的でした。

03 3歳児6月 「キュウリの葉っぱ」.pdf



キュウリの葉っぱを触ったことがある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?新鮮なキュウリにはトゲがあるのはご存知でしょうが、同じように葉っぱにも小さいトゲがあり、触るとチクチクします。と、大人は簡単に言葉にしますが、生まれて初めてその葉っぱに触れた大きな心の揺れ動きとそれを受け止めた先生との心のつながりも感じられる事例です。

自然との関わりからの学び

2021年8月27日 10時59分

今日は、午前中、全員で園内研の時間をもち、各担任から1学期の実践事例が提示され協議を深めました。すでに職員室で話題になっていた事例だったので、関連した意見や感想がどの先生からも次々と出てきたことも、とてもうれしいことでした。幼児の育ちや教師の寄り添い方、関わる際の大事なポイントなどを深く確認することができた、とても濃い学びの時間となりました。


昨日紹介した5歳児のヤゴの事例は、1か月にわたって飼育した試行錯誤の実践の一部です。今日の協議の中でも、生き物を飼うことで生まれた葛藤を通して、素直な気持ちをお互いに伝え合ったことで得られた貴重な学びだったことを再確認できました。


オタマジャクシ以外の餌のことも、教師から答えを示すのではなく、子どもたちが自分事として調べたり、考えたりして試行錯誤したからこそ、長い期間、みんなで可愛がって育てることにつながったのだと思います。


今日は、他にもダンゴムシが苦手だった3歳児が、友達や先生がおもしろがって見ている様子を何度も見ているうちに(とはいえ2か月後ですが・・・)、自分からダンゴムシを見付けて手に取って、うれしそうに先生に見て見てと話す事例も協議しました。

先日から、セミなども好き嫌いがあるので、無理はしないことが大事であるとお伝えしています。ダンゴムシも同じことです。その協議の中で、国公幼の特別事業で2年前、自然との関わりに関して調査研究をした際の教員へのアンケート結果 こちらをクリック☞国公幼特別事業 自然との関わりのリーフレットを紹介しました。

自然に関しては、幼児自身が「自分から関わってみよう」とする気持ちになることが大事です。私たちは、幼児の主体性を大切にしていますが、全国の幼稚園の先生たちへのアンケート調査でも、自然との関わりの中で、教師や友達の姿を見せる、一緒に関わるなど、無理に関わらせることはせずに、幼児の主体性を大事にしながら工夫して指導していることを知って、自分たちの指導が間違っていなかったと再確認しました。

ヤゴちゃんに興味津々!

2021年8月26日 14時38分

昨日の区教研で、このヤゴについて担任から講師に質問をしました。大きなギンヤンマのヤゴを1か月以上試行錯誤しながら飼い続けたのです。いろいろと調べた結果、生餌しか食べないことを知って、池のオタマジャクシを与えることへの葛藤を先生も子どもたちもみんなで経験した日々でした。大人から教えることをなるべく控え、考えて試してみる繰り返しの中で、愛着が日々深まった様子が見て取れます。

030826 5歳児5月 「ヤゴちゃんに興味津々!」.pdf

大雨だ!雨だって楽しい!

2021年8月26日 10時06分

【8月26日更新】
今日は猛暑再来の暑さの中、2学期からの自然との関わりを見通して、先生たちは園庭の伸びすぎた草花の始末や植え替えなどをしてくれました。こんな暑い日もあれば、急に雨が降り出す日も今年は特に多かった気がします。天気は子どもたちの行動や気持ちには大きな影響を与える自然現象です。それをどう受け止めるかは、そのときの心次第なのだと感じる、前向きでたくましいエピソードです。

030826 4歳児6月 「大雨だ!雨だって楽しい!」 .pdf

な~んだ!テントウムシか!

2021年8月25日 16時06分

【8月25日更新】
夏休みもそろそろ終わりに近付いてきました。だいぶ間があいてしまいましたが、今日は3歳児の6月の様子をご紹介します。幼児の中でも特に3歳児は、私たち大人には予想できない発想や発言があって、本当におもしろいです。今回の発言も最初はどうして?と思ったのですが、その子はかわいいと知っている名前を聞いたことで納得できたのでしょうね。

030823 3歳児6月 「な~んだ!テントウムシか!」.pdf

お日様が動いた!?

2021年8月4日 16時02分

【8月4日更新】
青南幼稚園の今年度の園内研のテーマは、「自然っておもしろい!-小さな発見から豊かな経験につなぐ保育の在り方-」です。
日々の実践の中では、身近な自然について新しい発見をしたり、子どもの意外な一面を知ったりして、おもしろい!と思うことがたくさんあります。そんな身の回りの小さな出来事をおもしろい!とワクワク思える「心もち」こそが保育を楽しくする秘訣なのではないかと思います。という訳で、今年の実践や研究の中でそれぞれの先生たちが、「これはおもしろい!」と思ったことをA4版一枚にまとめる試みを始めています。不定期ですが、発信していきますので、一緒におもしろがっていただければと思います。どうぞお楽しみに・・・。

030809 5歳児6・7月 「お日様が動いた!?」.pdf


先日、この事例をアップした後、再度見直していてどうも変な感じを受け、改めて写真を見直してみたところ、写真が反転して裏返しになっていました。申し訳ありません。修正版を掲載し直しますので、再度ご確認ください。

0308045歳児6・7月 「お日様が動いた!?」.pdf