幼稚園ブログ

気持ちを切り替えて一歩前に進む

2020年9月9日 19時15分

今日も残暑の中、今年度初めてのひよこ組でした。
ホームページでお知らせしたところ、事前に申し込んでいただいた
10組の親子が来てくださいました。


人数制限や受付での検温、手指消毒、会場の換気などに気を付けながら、
安心して親子で過ごせる場にしていきたいきたいと思っていますので、
ご理解とご協力をお願います。

さて、ひよこ組でも泣く子やぎゅっとお母さんに抱き付いて
離れない子がいましたが、初めてのところに来たら、
どんなところか分かりませんから、保護者の方から離れたら不安で
泣くのは当たり前です。
でも、しばらくして様子が分かれば、安心してちゃんと自分から動き出します。
幼稚園でも、似たような姿があります。

今日のコラムは、そんな場面に私がかかわった様子をお知らせします。
昨日の講演会でも話題になった、「信じてあげれば自分で前に進む」
という姿がそこにはあります。

0209⑪白露①初候(草露白)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

畑の貴婦人と食いしん坊

2020年9月8日 16時16分

園庭の畑には今、いろいろな野菜が育っています。

オクラはもう終わりかけて、次の野菜を植えるために抜き始めているのですが、
オクラの花をご覧になったことがあるでしょうか?
朝方に咲いて、昼間はしぼんでいるので見掛けた方は少ないかもしれません。


オクラは明治時代に花を観賞する目的で輸入された植物なのだそうです。
今は、ネバネバの野菜、切ると星型がかわいい野菜としての知名度の方が
高いでしょうが、花の美しさや上品さは際立っています。


先日、プランターに毛虫がいたという報告を受けて行ってみると、
下の写真の虫でした。
確かに毛虫のようですが、実はこれは毛ではなく「とげ」で、
「ツマグロヒョウモン」というオレンジ色のチョウチョの幼虫なのです。
捕まっているのは、すみれの茎ですが、よく見ると、葉っぱがありません。
実は、この幼虫は、すみれやパンジー、ビオラの葉っぱが食草なのです。
すみれの葉っぱを全部食べ尽くしてしまい、仕方なくそこにある
別の葉っぱに捕まっていたところを発見されたのでした。


私は、それ以前に、園内のいくつかの場所ですでに発見していたので、
葉っぱがなくなりかけていた際には、葉っぱがあるすみれへの
引っ越しを手伝っていました。


このツマグロヒョウモンの幼虫は、アゲハチョウの幼虫とは
全く違う色や姿ですが、さらにさなぎになるとちょっと驚くような
姿を見せてくれるのです。
でも、私も生では見たことががないので、今年はチャンスかもと
ちょっと期待しているところです。

小さなコラム その30

2020年9月7日 19時09分

小さなコラムは、処暑の末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。
コラムの内容は絵の表現についての続きです。

ところで、「こくもの」とは稲などの穀物のことだそうです。
園庭で稲に近い植物といえば、ネコジャラシでしょうか。

私は園庭の整備をする際に、子どもたちが遊びに使えそうな草花と

繁茂し過ぎると大変になるものとを区別して草取りをしています。

夏以降、意図的に残しているのが、エノコログサ(通称:ネコジャラシ)です。



小さい頃から、穂を摘んで手の中でもぞもぞと動かして「毛虫だよ」とか
「魔法だよ」とよく友達と遊んだのを覚えています。
そんな何気ない草花遊びを子どもたちにも経験させたいと思っているのです。

春にタンポポが咲いていた頃には、影も形もなかったネコジャラシが

いつの間にか、あちこちに生えてきているのも、不思議だと思いませんか。

それぞれの草を好む、いろいろな虫たちも幼稚園には棲んでいます。

裏庭の蕗(フキ)には、オンブバッタの食べ跡がたくさん見られます。
これは、少し前の写真なので、オンブバッタもまだ幼虫ですが、
大きな葉っぱの上に、何匹いるか分かりますか?


0209⑩処暑③末候(禾乃登)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

英語で遊ぼう

2020年9月7日 09時43分

木曜日は、今年初めての「英語で遊ぼう」でした。

去年までは学年ごとに実施していましたが、今年は時間を短くして

学級ごとに行いました。


短時間でしたが、テンポよく体を動かしながら、それに合わせた

英語に耳と体で触れる体験でした。

この取り組みは、オリンピック・パラリンピック教育の中で、
豊かな国際感覚を養うことを目的とした活動です。

 

小さなコラムは、遅くなりましたが、処暑の次候「天地始粛」をお届けします。

先日来、お知らせしているヒマワリの引っ越しや絵を描くことに

ついてのお話です。

0209⑩処暑②次候(天地始粛)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

ヒマワリはモデルになるために引っ越しました

2020年9月2日 17時41分

今年はヒマワリを園庭や裏庭に植えて育てていました。
裏庭のヒマワリは地植えだったので、園庭のプランターより
大きく育ち、道行く方々も楽しみに見ていてくださいました。
それが急になくなって、心配された方もいたかもしれません。


実は、年長の子どもたちが、身近な自然に触れて動いた心を
絵に表現する楽しさを味わっているのです。


ルコウソウやアサガオなどのきれいな花を見て、
竹で作った筆で、大きな紙に小さな画伯たちが
思い思いに絵として表現しています。


まず、担任たちが幼稚園の竹を切って手作りした特製の筆で、
見て感じた思いを画用紙に表現していきます。


大きく咲いた裏庭のヒマワリも描きたいという子どもたちの
リクエストに応えて、担任たちはスコップを持って、ヒマワリを
プランターに移植して、子どもたちがそばで見られるように
引っ越しをしたという訳です。


花だけでなく、茎に細い毛のようなものがたくさん生えていることを
発見した子は、「俺たちにも毛が生えてるからね」とおもしろがって
話をして、その後、茎の毛も丁寧に描いていました。


色はパレットの固形絵の具を使い、本当の筆を水で湿らせて
自分で色を作り出し、気に入った色を塗っていきます。


一番大きかったヒマワリの花は、残念ながら移植の際に折れてしまい、
担任たちは申し訳ない思いと、がっかりした思いでいました。
かわいそうではありましたが、花を見ながら描くのには
ちょうどよかったかもしれません。


子どもたちが自分たちで育てて、生長を見守ってきたからこそ
どの子も絵心をくすぐられ、のびのびと絵を描くことを
楽しんでいる様子がうれしい限りです。


「茎の色はただ緑というわけでもないよね」と気付いている子も
います。子どもたちの感じる心は素直ですてきです。

自ら開く力を引き出す関わりを

2020年8月31日 13時44分

今日で8月が終わります。
いつもならば、明日からが2学期ですが、今年はすでに一週間が過ぎました。
二十四節気では、処暑を迎えて、その初侯(23日から27日)は「綿柎開」です。
暑さが収まり、朝晩には少し涼しい風が吹き始め、虫の声も昼間のセミたちから
朝晩のコオロギたちに主役が交代し始めています。
自然との関わりをいろいろな形でお勧めしていますが、
小さなコラムでは、改めてそこで大事にしたいことをお伝えします。


0208⑩処暑①初候(綿柎開)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


真夏の空・・・

2020年8月28日 16時56分

2学期が始まった今週は、危険なほどの日差しが照り付けました。
朝晩は涼しい風が吹くようにはなりましたが、3階から見た空は
まさに真夏の入道雲です。
子どもたちは元気に登園してはいますが、なかには、朝ぐずって
お家の方から離れられない子もいました。
夏休み明けでこんな暑さですから、多少はぐずるのも仕方ありません。
何とか部屋に入って遊び出せば、みんな楽しさを思い出して、
笑顔になっていますからどうぞご安心ください。


園庭に出る時間も、20分程度に限定し、砂場や畑の周りの木陰を
中心に過ごしました。
いちご組は、園庭に探検に出掛け、プランターの下で
ダンゴムシを見付けて大喜びでした。


年中組の学年懇談会は、写真やイラストを載せたパワーポイント資料を
使って担任から子どもたちの様子をお伝えしました。
園長からは、「みなときっずなび 育ちと学びをつなぐ家庭で大切にしたいこと
ハンドブック」も紹介しながら補足をしたり、園としての感染予防対策などを
お話ししたりしました。


今日は、年少組の学年懇談会でした。
担任が懇談会に参加するため、年少児は初めて2クラスの
子どもたち全員が遊戯室に集まりました。
間隔を開けて用意された席に全員が座って、映画館の始まりを
待っているところです。
主任や保育補助の先生たちと手遊びをしながら、落ち着いて座って
いられました。
この後、「はらぺこあおむし」の映画を楽しく見ました。


その間、みんなの部屋では年少組の学年懇談会を行いました。
ほとんどの保護者の方が参加してくださって、熱心に話を
聞いてくださいました。ありがとうございました。
9月からのお弁当については、改めてお便りを出す予定ですので
ご安心ください。


来週もまだ暑い日が続きそうです。
引き続き、体調管理に気を付けて、元気に登園してきてくださいね。

2学期が始まりました

2020年8月26日 17時57分

残暑の厳しい中ですが、2学期が始まりました。
子どもたちはみんな元気に登園し、学年や学級ごとに始業式を行いました。
休み中に「自分のことは自分でする」「自分でできる家の仕事をする」の
二つを約束していたことをみんなよく覚えていて、
しっかりと家族の一員として、家事を分担していた子が多くて
感心させられました。

年中児は赤十字のバッジ、年長児は赤十字の黄色いバンダナを付けて
始業式後には赤十字集会にも参加し、一円玉募金の意味を学びました。
年少組も写真や絵を見ながら、赤十字の話を聞くことができました。


園庭ではセミやセミの抜け殻を探すムシムシ探検隊があちこちで
活動しています。
年少児も砂場のカップにいくつも入った抜け殻を、
「園長先生、見て!」と見せに来てくれました。
カイヅカイブキの枝に見付けた抜け殻を壊さないように取りたくて
どうしたらいいか知恵を絞る年長児たちの姿もありました。


今日は年長組の学年懇談会でした。
3階のみんなの部屋で、間隔を開けて換気をしながらの開催でした。
短時間でしたが、子どもたちの様子を直接お伝えする貴重な機会と
なりました。暑い中ご参加いただき、ありがとうございました。
園だよりや懇談会の資料に書いたことですが、今後の予定や
感染予防対策などについても詳しくお伝えすることができました。
明日は年中組、明後日は年少組の学年懇談会です。
どうぞよろしくお願いします。

元気な子どもたちを待っています

2020年8月21日 18時55分

連日、猛暑続きですね。
新型コロナウイルス感染症の拡大は収まる気配がありませんが、
様々な対策を講じて、25日(火)から2学期が始まります。

ヒマワリやアサガオも咲いて、子どもたちが来るのを待っています。
昨日、今日は先生たちも全員出勤し、みんなで打ち合わせをしたり、
園庭や教材室、保育室などの整備をしたりしました。

トップページでお知らせしたように、9月からの保育時間が
変更になりました。詳しくは園だよりでお知らせしますが、
8月の予定に関しては変更はありません。

引き続き、毎日の検温や健康チェック、そして健康カードへの
記入は忘れずに続けてくださいね。
25日に元気に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。


ヒマワリもちょっと小ぶりの花をたくさん咲かせています。


ザクロの実がたわわに実って、枝が重そうです。


切り株の花壇のルコウソウもたくさん咲きました。


ユンボでの力強く繊細な動きは、見ていて感心します。
表面を削ったり、運んだり、均したりして子どもたちにも
見せたい動きでした。


重いローラーを動かすのもプロの技があります。


転圧して均してもらって、きれいな園庭になりました。


竹林も剪定や周囲の草取りもし、盛り土をして整備しました。
幼稚園は元気な子どもたちが来るのを待っています。

岡本太郎記念館をご存知ですか?

2020年8月17日 15時16分

青南幼稚園は、近くに根津美術館、秋山庄太郎写真芸術館、
そして岡本太郎記念館など、とても有名な美術・芸術にかかわる施設が
たくさんあるとても恵まれた環境にあります。
とは言え、普段はなかなか出掛けることができないので、
土曜日にホームページを更新した後、岡本太郎記念館に出掛けました。

岡本太郎記念館は、幼稚園から約5分ほどのところにあります。
前々からずっと行きたいと思っていた場所です。
実は、このコラムを書いた後、写真なども掲載したいと思ったので、
確認のためにお電話したところ、事務局の方と話しが弾んでしまいました。
いつか何か楽しい連携ができるかもしれません。

このところ蝉や自然に関する内容が続きましたが、
今日のコラムは、この地域の別のすてきな一面をご紹介します。

0208⑨立秋③末候(蒙霧升降)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

園庭改修工事が始まりました

2020年8月17日 14時26分

今日から園庭の改修工事が始まりました。
電話の取り換え工事も合わせて行っています。
夏休み期間にしかできない工事があります。
今年は業者の方々も暑い中大変ですが、ファン付きの上着などを着て
一生懸命作業をしてくださっています。ありがとうございます。

ユンボの作業は子どもたちにも見せてあげたい細やかな操作です。
力仕事ですが、レバーの操作でとても繊細な動きをしていて、
見ていて飽きません。子どもたちだったら、すぐに再現しそうです。

雨が降るとぬかるんでいた園庭がきれいになります。有り難いです。









今週後半には、換気扇の取り換え工事や保育室の床清掃などもあり、
園内の様々な環境を整えて、安心して2学期以降が過ごせるようにします。


ところで、子どもたちは家族の一員として自分でできる仕事をしていますか?
そして、自分のことは自分でできるように日々の生活をしているでしょうか?

そろそろ、夏休みも終わりに近付いてきています。
私自身もやり残した宿題が、まだいろいろとあります。
皆さんも、あと一週間、計画的に過ごしてみましょう。
心と体を整えて、元気に2学期初日を迎えられますよう、
どうぞよろしくお願いします。

自然との関わりを通して育てたいこと

2020年8月15日 14時46分

帰省や墓参りもできない方々も多いでしょうが、
今日は8月15日、特別な日です。

立秋の次候は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」です。
蝉をたくさん見るこの季節ですが、生き物との関わりを通して、
幼児にとって実体験がとても大事だということを改めて強く感じます。

0208⑨立秋②次候(寒蝉鳴)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

真夏の園庭でも元気です

2020年8月11日 11時22分

フェンス際のアサガオやルコウソウは元気いっぱいに蔓を伸ばし、
たくさんの花を付けています。


ヒマワリも大きくなって、たくさん花が付いています。


切り株に植えたルコウソウもたくさんの花を咲かせています。


みみくんやかめたろうも元気です。


アブラセミの羽化

2020年8月11日 11時12分

8月7日は二十四節気の立秋でした。
そして今は、その初候の「涼風至」という季節です。
日本でも、昔はお盆の前に少し涼しい風が吹いていたのでしょうか。
今は、暦の上では秋を迎えましたが・・・、というコメントが定番になって
しまっています。

さて、先週末にご紹介した幼稚園でのセミの羽化ではご紹介できなかった
羽化の初めから終わりまでの様子を自宅で観察しました。
まだ見たことのない方は、ぜひゆっくりとご覧ください。

羽化はきれいですが、簡単なことではなく、うまく羽化できない個体や
止まる木を探して歩いているうちに踏まれてしまう個体も多いのです。
だからこそ、このようなきれいな姿は貴重で、感動的なのだと思います。
身近なところでも、自然から多くのことを感じ、学ぶことができます。

0208⑨立秋①初候(涼風至)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

基本的な感染予防策の徹底を

2020年8月11日 10時52分

今年のお盆休みは、ご自宅や近場で過ごしている方が多いかもしれません。
先週末、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会から
「お盆休みにおける帰省等のあり方について」の提言が示され、文部科学省、
都教委、区教委を経由して、各園・小中学校にも教職員への周知依頼が届きました。

皆さんも、改めて基本的な感染予防策の徹底を心掛けてください。
毎日の検温や健康観察などを忘れずに行い、健康カードへも確実に記入して
おいてください。

念のため、健康カードのデータをアップしておきます。
熱中症対策と感染予防という二つの対応をしっかりとして、
元気にお過ごしください。

020719~0829 健康カード【青南幼稚園Ver】.docx.pdf