幼稚園ブログ

セミたちの季節

2020年8月7日 13時14分

夏休みに入ったとたんに、猛暑の日々が続いています。
2日間の園庭開放には、大勢の皆さんがいらっしゃいました。

大暑の末候は「大雨時行」ですが、こう暑いと夕方のひと雨で
涼しくなるのを期待してしまいますが、あと数日は難しそうですね。

青山表参道町会主催の善光寺でのラジオ体操に、今年は例年よりも多くの方が
参加していると聞いて、先日、私も参加してみました。
何人かの親子ともお会いすることができ、気持ちよく汗をかきました。
今日までだったようですが、早起きはぜひ続けていくといいですね。

ところで、今はまさにセミたちの季節です。
昨日は、畑の網に抜け殻を発見しました。
周りを見てみると、畑の畝の間にポッカリと穴が・・・。
ジャガイモが植わっていた、さらにその下に棲んでいたのでしょうか。
よく無事に地上に出てこられたものだと感心しました。奇跡的です。


わくわく池のそばのカイヅカイブキの木には、アブラゼミがとまって
ジリジリと鳴いていました。というわけで、このセミはオスです。


昨日は、仕事が終わらずに、ちょっと遅くなったのですが、帰り際に
もしかしたらと思って、夜の園庭探検に出掛けてみました。
すると、なんとぶぅちゃんと背比べをしていたあの竹につかまって、
羽化をしているセミに遭遇することができたのです。
羽化が始まっておそらく1時間近くは経ったところでしょう。
すでに殻から体が抜けた状態ですから、見ている間に
しわしわだった羽がすぅっと伸びていく様子を見ることができました。
この間わずか7~8分でした。







この前の段階で、背中が割れて体が出てくるときが一番大変だと思います。
まさに生みの苦しみという感じで、見ていてもつい、頑張れ!と声を掛けずには
いられない場面です。いつかその様子もご紹介したいと思います。

いつか皆さんにご紹介したいと思っていたセミの羽化の様子です。
小さなコラムでも連続写真で紹介してあります。どうぞご覧ください。

0208⑧大暑③末候(大雨時行)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

子どもたちの身の丈に合ったおまつり

2020年8月3日 19時37分

先週の29日(水)、年長組が遊戯室で小さな「おまつり」を開催しました。
今回のまつりは、密を避けるために、店を出す年長組も、お客の年中組も
1学級ずつ、ペア学級を呼ぶ形で行いました。
時間も20分程度でしたが、とても充実した時間で、その日の降園時の
年長児の満足そうな様子といったらありませんでした。

翌日には、やっぱり年少組も呼ぼうということになりました。
緊急地震速報を受けての避難が終わった後、年少組も遊戯室のおまつりに
行かせてもらうことができ、楽しい時間を過ごすことができました。

今年は青南まつりをはじめ、いろいろな行事を中止にせざるを得ませんが、
その判断をするのと同時に、改めて行事の意味や在り方について
みんなでしっかり考えるいい機会をもらったと思っています。
それを受けて開催した今回のおまつりは、子どもたちのペースや
サイズ感を大事にした身の丈に合ったおまつりだったと思います。

0207⑧大暑②次候(土潤溽暑)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

夏休み中の園庭開放について

2020年7月31日 18時35分

今日で一学期が無事に終わりました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、2か月遅れで始まり、
分散登園、時差登園など不自由をお掛けしましたが、2か月間で
子どもたちは大きく成長してくれました。
保護者の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。

今週の祭りごっこの様子などについてもお知らせしたいのですが、
もう少しお待ちください。

その前に、急遽ですが、園庭開放を行うことにしましたのでお知らせします。
詳しくは、プリントをご覧ください。よろしくお願いします。

020731 夏休み中の園庭開放について.pdf

生長の早い植物とセミの話

2020年7月27日 19時37分

二十四節気は、すでに大暑に移り変わっています。
今年は本当に雨の日が多く、梅雨明けはいつになるのでしょうか。
大暑の初候は「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。
桐は生長の早いことで知られていますが、幼稚園のヒマワリも急成長して
もう大人の背丈も越えています。花が咲いても見えないほどです。

幼稚園では、先々週からセミも鳴き始めています。
あちこちに、セミが出てきた穴があります。
夏休みになったら、夕方、土のある公園などを探してみると、
セミの幼虫「のこのこ」を発見できるかもしれません。
遅い時間になりますが、きれいな羽化の様子を見ることができるかもしれません。
私は毎年8月になると、帰宅途中の公園の歩道を歩いている「のこのこ」を
見付けると家に連れて帰って、羽化の様子を見るのを楽しみにしています。

0207⑧大暑①初候(桐始結花)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

誕生会を通して育てたいこと

2020年7月27日 19時09分

先週の水曜日は、6月と7月の誕生会を行いました。
前回と同様に、学年ごと、学級ごとにお祝いをしました。
年長組は司会を自分たちでしています。とても落ち着いてひな壇に上がり、
お辞儀をして丁寧にあいさつをしていて、感心しました。



年少組は学級でお祝いをしました。
お楽しみのパネルシアターでは、リズミカルな言葉に合わせて、
ひよこの色が変わっていく様子をみんなで楽しむことができました。


手作りマイクでインタビューをすると、自分の名前や好きな食べ物などを
答えることもできました。


年中組のお楽しみもパネルシアターでした。
不思議な箱の中身を当てるクイズ形式のもので、みんな大喜びでした。


誕生会は、祝ってもらう子はもちろん、祝う側の子どもたちも
「おめでとう」「ありがとう」「大好きだよ」などという、うれしい言葉を
たくさん耳にし、笑顔のあふれる集会です。
子どもたちにとっては、自分が周りの人に愛され、大事にされている
ということを実感できる幸せで、心を育てるとても重要な時間です。
みんなと一緒にお楽しみに参加して一緒に笑い、喜ぶことを通して
友達との心のつながりも少しずつ深まっていくのです。

4月と5月の誕生児をお祝いしました

2020年7月20日 16時13分

金曜日の午前中は、4月と5月の誕生会がありました。
例年は年中組、年長組は合同で行いますが、今はその人数での
集会はできないので、しばらくは学年ごとの開催となります。
年少組は各学級で子どもたちだけで行います。

ところで、幼稚園で学ぶことのうち、多くは人と人との関わりに関することです。
特に子どもたちが主体的に選んで進める遊びの中で育てることは
手間も時間もかかるものであり、一筋縄ではいかないこともあります。
だからこそ、保育はやりがいがあり、魅力的な仕事なのです。

小さなコラムは、小暑の末候「鷹乃学習」にちなんだ内容です。
親鷹は子鷹にどのように飛び方や餌の取り方を教えるのでしょうか?
私たち大人が子どもに何かを教えるにも、いろいろなやり方があります。
一つのヒントになる話をご紹介してありますので、ご覧いただければうれしいです。

0207⑦小暑③末候(鷹乃学習)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf



改めてお別れのご挨拶ができました

2020年7月20日 12時56分
先週の金曜日、離任式を行いました。
異動された4人の先生方にお越しいただくことができました。

あちらの保育にご迷惑をかけないことや、密になることを避ける理由もあり
一旦帰宅した後、再度親子で来ていただく形になりました。
全員参加とはなりませんでしたが、みんなが作ったプレゼントなどを
代表の子どもからお渡しすることができました。


4人の先生方には、3つの部屋に分かれてもらい、それぞれ密にならずに
ゆっくりとお話していただきました。
いつもとは違う方法や時間帯ではありましたが、多くの皆様が適度に
時間差をつけて訪ねて来てくださったお陰で、写真撮影などをしながら
ゆっくりとお話をして旧交を温めることができたと思います。








1年生になった子たちも親子で大勢訪ねてきてくれて、お越しいただいた
先生方もとても喜んでくれていました。本当にうれしかったです。

先生方は皆さん、改めて、青南幼稚園の魅力を実感しているそうです。
それぞれの園で引き続きご活躍くださいますよう、お祈りしています。
様々にご配慮いただいたPTAの皆さんにも感謝しています。
ありがとうございました。

水は命の源ですが・・・

2020年7月15日 18時49分

今週もずっと雨続きです。
園庭のぬかるみがひどく、主事さんが連日対応してくれていますが、
教育委員会にお願いしたところ、夏休みには改修工事をしてもらえそうです。

命の源でもある水ですが、最近の全国各地の豪雨被害を見ると心が痛みます。
私が先日まで会長をしていた全国国公立幼稚園・こども園長会と
全国国公立幼稚園・こども園PTA連絡協議会では、一昨年・昨年と
各地の豪雨被害などに対し、募金活動を行い、集まった支援金を被災地に
お届けしてきました。
現在、事務局で各地の被害状況などの調査をしてくれている段階です。
昨年までの支援金のうち、使わずに残ったお金は、必要になった際に、
すぐにお送りできるように支援金の口座にプールしてあります。
ですから、すぐに募金(支援金)活動をすることはないと思いますが、
これ以上大きな被害がでないことを祈りたいと思います。

さて、小暑の次候は「蓮始開」です。
今回のコラムは、わくわく池の花たちをご紹介します。
シオカラトンボはやはり定住しているようで、数日前に見かけた際に
珍しくきれいに撮影できたので、また載せてみました。

0207⑦小暑②次候(蓮始開)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

 

はなひらく(園生活のしおり)をお配りしました

2020年7月14日 17時16分

全員が登園するようになって2週間が過ぎました。
時差をつけての登降園もスムーズにできており、皆さんに感謝しています。
書面によるPTA総会も無事に承認され、正式にPTA活動が始まりました。
ご自身のお子さんの成長は、友達やみんなの成長と共にあります。
「できることを、無理せず、楽しく」、子育てをする仲間として
力を合わせていきましょう。

今日は、園生活のしおりとも言える「はなひらく」をお配りしました。
本来ならば、全員に集まってもらって丁寧にご説明したいところですが、
今はそれができません。年長・年中の保護者の皆様は、よくお読みください。
年少の保護者の皆さんには集まっていただき、直接お話させていただきました。
3~4ページには、変更した年間行事予定表を掲載してあります。
5~6ページは、特に生活面で大切にしたいことを改めて示しました。
身の回りの自立は、子どもの成長にとって土台の部分です。
集団生活をする上で、特に前提となる部分でもありますので、改めて
お読みいただき、ご理解とご協力をお願いしたいと思います。

さて、七夕の日から、二十四節気は「小暑」に移り変わりました。
小さなコラムは、先週の誕生会や七夕子ども会の様子をお知らせします。

0207⑦小暑①初候(温風至)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

みんな揃っての生活が始まりました

2020年7月1日 12時39分

いよいよ、全員が登園するステップ3となりました。
密を避ける手だてとして、各学年10分ずつの時差をつけての
登園・降園にしてみましたが、皆さんが時間を守ってくださったので、
スムーズな受け入れができました。ありがとうございました。

PTAの議決権行使書の受付は、今日から金曜日までです。
こちらも、どうぞよろしくお願いします。

一つ、ネームプレートについて、大事なお願いがあります。
皆さんマスクをしているので、お顔が見えにくい状況です。
ネームプレートが裏返しだと、学級や学年、お名前も見えません。
幼稚園の送り迎えの際には、忘れずネームプレートを掛けて、
見えるようにしてお越しいただきたいと思います。
安全・防犯のために、どうぞよろしくお願いします。

今日から、7月文月です。
夏至の七十二候の末候は、半夏生です。
わくわく池には、このハンゲショウも自生しているのです。

0206⑥夏至③末候(半夏生)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

明日からいよいよステップ3となります

2020年6月30日 10時50分

分散登園で短い時間での送り迎えをお願いしていましたが、
それも今日で終わり、明日から分散ではなく全員が登園することになります。

昨日配布した園だよりにも書きましたが、登園時間、降園時間を
学年ごとに10分ずつずらしています。
密を避けるために、決めれられた時間を守っての登降園をお願いします。

健康カードは毎日検温、健康状態を記録して、登園時に忘れずに保護者が
手に持って、職員にお見せください。
何かあった際の記録としての意味もありますので、大切にしておいてください。

さて、小さなコラムは、七十二候の菖蒲華「あやめなはさく」です。
5月によく見掛ける菖蒲(しょうぶ)ではなく、あやめの季節です。
とは言え、あやめもしょうぶも、今は咲いていません。
今回の主な内容はわくわく池のトンボとの関わりの様子です。

0206⑥夏至②次候(菖蒲華)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

ジャガイモ掘りを通して学ばせたいこと

2020年6月29日 14時39分

今日は梅雨の晴れ間で、どの学級も園庭に出て、砂遊びや虫探しなど思い思いの
遊びを楽しみました。
先日から話題になっているタマムシは、今日は、別の個体を発見したようです。
大きなエノキの木が2本もあるお陰だと思われます。
ジャガイモが植わっていた畑を掘って、虫を探して遊ぶ子もいました。

ところで、幼稚園産のジャガイモはどんな料理にして召し上がりましたか?
一つだけでしたが、味はどうだったでしょうか?
少し遅くなりましたが、夏至の初候「乃東枯」の小さなコラムをお届けします。
ジャガイモ掘りを通して、子どもたちに学ばせたいことは、実に多様でたくさん
あったのですが、その中のいくつかをご紹介します。

0206⑥夏至①初候(乃東枯)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

自然が結ぶ地域とのつながり

2020年6月24日 17時11分

青南小学校は、青南ガーデニングクラブの皆さんや主事さんたちもお世話をして
学校の周りに花がきれいに咲いて、道行く人の目を楽しませてくれています。
青南幼稚園も、臨時休業中から整備をコツコツと続けており、園内だけでなく
近隣の皆さんにも自然の豊かさのお裾分けができればと思っています。

南側フェンス際は、子どもたちの遊びにも使えるようように、
アサガオやルコウソウなどのつる植物を植えています。
マーガレットは、4月に行う予定だった入園式で注文していたものです。
事前にキャンセルしたのですが、花屋さんがご好意で持ってきてくださった
ものです。地植えにして、枯れた花がらをこまめに摘んでいるお陰で、
次々と新しい花が咲いてくれています。うれしい限りです。


ジャガイモ畑にいたカエルを覗き込んでいる親子もいました。
ジャガイモを抜いてしまったので、見えるところにはいませんが、
プランターの下や植え込みの茂みにちゃんと隠れています。

ところで、昨日持ち帰ったジャガイモはどんな味だったでしょうか?



正門横の南西の角のところに、しだれ桜の木があります。
その桜をとても大切に思ってくれている地域の方もいらっしゃいます。
先日、その根元の土がなくなっていてかわいそうだからと、
わざわざ土を持って来てくださいました。ありがとうございます。


動けない草や木、植物だけれども、声を掛けてあげるとそれに
答えてくれるのだよとお話してくださいました。
畑の野菜に足音を聞かせることが大事という話と重なります。
主事さんと一緒に、裏庭からも土を運んで、露出していた根に
土を掛けてあげることができました。

青南の豊かな自然のお陰で、今ままであまりお付き合いのなかった
地域の方々との新しいつながりができていることをうれしく思います。


来年の春は、きっときれいなピンクのしだれ桜が咲いて
くれることでしょう。

ハートのカメムシの本名・・・

2020年6月24日 16時22分

昨日紹介したカメムシの名前が間違っていました。
お詫びして訂正させていただきます。
「エサキモンキツノカメムシ」でした。
エサキは昭和の時代の昆虫学者の江崎悌三さんのエサキだそうです。
モンキは黄色い紋という意味。そして、ツノカメムシ。
で、エサキモンキツノカメムシ…。でも、やっぱり長い!
むしろ、子どもの方がしっかりと覚えて言えていました。


今日、お母さんも赤ちゃんも園庭に逃がしてあげましたが、
最後に超アップで撮影して、拡大して見ると、体長約1mmですが、
ちゃんと背中に模様がついていることが分かりました。
でも、まだハート模様ではありません。



今朝、さくら組で飼っていたアゲハチョウが羽化していました。


飼育ケースの中で落ちてしまったせいで、きれいに羽が伸びておらず、
少しかわいそうな状態でしたが、園庭に連れて行って、アジサイの
花に止まらせてあげました。




みんなで、元気になるようにパワーを送っていましたから、
きっと何とか空に飛んで行ってくれるでしょう。