幼稚園ブログ

おばけのイメージはどこから

2020年11月2日 12時10分

あっという間に11月になってしまいました。
今年も残すところ2か月、月日のたつのは本当に早いです。
七十二候に合わせて発行している小さなコラムは、ちょっと季節から
取り残されてしまいました。
寒露の末候は「きりぎりすとにあり」です。
改めて、年中組の作品展までの活動の様子をお知らせします。

0210⑬寒露③末候(蟋蟀在戸)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


担任たちは、子どもたちの遊びの様子を見ていて、
アニメなどの模倣の戦いごっこではなく、共通のイメージをもって、
いろいろな友達と創造的な遊びをしてほしいと願っていました。



そこで、9月の誕生会で、おばけのイメージを共有できないかと考え、
既成のパネルシアターをアレンジした、かぼちゃのおばけの話を
見せることにしました。



最初は落ち着いて見ていた子どもたちですが、途中からはストーリーに
引き込まれて、とてもじっとしていられませんでした。
みんなの気持ちが、おばけにぐっと引き付けられていく様子が
4歳児らしく、とても微笑ましい誕生会でした。


それからしばらくすると、「おばけのくにの王様」なる人物から
手紙が届いたり、かぼちゃの「かーくんとぼーちゃん」が届いたりと
不思議なことが起こるようになりました。


手紙は、みんなで見た後は、廊下に貼ってみんながいつでも
見られるようにしておきました。


そして、王様とのやり取りがきっかけとなって、
自分なりのかぼちゃおばけの絵をのびのびと描いたり・・・


カラービニールで緩衝材を包んで立体的なおばけを作ったり・・・


遊びや生活の中で、おばけのイメージがどんどん膨らんで
描いたり作ったりすることが楽しくて仕方ない様子でした。


おばけのお城を積み木で作り、飾っていくのも楽しそうでした。


作品展の日には、青南小学校からお借りしたブラックライトも
使って、上手におばけの国の雰囲気を演出していました。


蛍光絵の具で描いたおばけたちが、おばけマンションに住んでいる
というストーリーが、保育室の中で形になりました。