小さなコラム その30
2020年9月7日 19時09分小さなコラムは、処暑の末候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。
コラムの内容は絵の表現についての続きです。
ところで、「こくもの」とは稲などの穀物のことだそうです。
園庭で稲に近い植物といえば、ネコジャラシでしょうか。
私は園庭の整備をする際に、子どもたちが遊びに使えそうな草花と
繁茂し過ぎると大変になるものとを区別して草取りをしています。
夏以降、意図的に残しているのが、エノコログサ(通称:ネコジャラシ)です。
小さい頃から、穂を摘んで手の中でもぞもぞと動かして「毛虫だよ」とか
「魔法だよ」とよく友達と遊んだのを覚えています。
そんな何気ない草花遊びを子どもたちにも経験させたいと思っているのです。
春にタンポポが咲いていた頃には、影も形もなかったネコジャラシが
いつの間にか、あちこちに生えてきているのも、不思議だと思いませんか。
それぞれの草を好む、いろいろな虫たちも幼稚園には棲んでいます。
裏庭の蕗(フキ)には、オンブバッタの食べ跡がたくさん見られます。
これは、少し前の写真なので、オンブバッタもまだ幼虫ですが、
大きな葉っぱの上に、何匹いるか分かりますか?
0209⑩処暑③末候(禾乃登)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf