春を探しに出掛けよう
2021年3月8日 17時03分私は、誕生会にいつも玉手箱を持って行きます。
その中には、園内で見付けた季節の花や草など、子どもたちにも
関心をもってもらいたい自然物を入れていきます。
1月の玉手箱では、園庭の桜とコブシの枝を紹介しました。
そのときは、桜の冬芽として紹介したのですが、約一か月後の
2月24日の誕生会の際には、つぼみが少し膨らみ始めていました。
そして、3月1日の3月の誕生会の日にもう一度みんなに見せたときには、
何と3輪も咲いていたのです。すごい生命力に驚かされました。
玉手箱を見せると、誕生会の後、それを探しに行く子が必ずいます。
誕生会ではなくても、春を探しに行き、、フキノトウを見付けたり、
花のつぼみを見付けたりすることが楽しくて仕方ない子たちがいます。
この日は、「園長先生、ハッピーニュースです。いちごの花が
咲いていました」と、教えに来てくれました。
昨年、プランターにいちごの苗を植えていたのですが、この子たちは
そこに花が咲いているのを見付けて教えてくれたのです。
砂場の上の築山には、梅があり、この春一番最初に咲き始めていました。
沈丁花も2月後半から花を咲かせ、いい香りを漂わせ始めていました。
裏庭の桃も、今年は特にきれいなピンク色で花を咲かせています。
3月の誕生会の日には、ひと枝手折って、子どもたちに紹介しました。
花屋さんで買ってきたものに負けないくらい、きれいな桃の花です。
、
3月3日のひな祭り子ども会は、学年ごとに分散して行いました。
年少組は、先生が演じてくれたパネルシアターを初めて
学年で一緒に見ました。
年少組のお雛様は、折り紙ですがそれほど難しくない工程で
かわいい壁掛け型の個性豊かなお雛様ができました。
年中組は、紙管に千代紙を巻いたり、ジャバラ折りで屏風を作ったり
する経験をし、かわいい立体のお雛様ができました。
年長組は、一年間誕生会のプレゼントづくりで様々な折り紙を
経験してきた集大成として、折り紙のお雛様を作りました。
学級全体で先生から折り方を教わりますが、好きな遊びの中でも
折り方の見本をながら、自分のペースで作ることができました。
この製作がとても気に入って、凝りに凝って作っていたこの子は、
3日の時点で4段目の途中までだったのですが、一旦持ち帰って
家で続きを作って翌日5段飾りの完成版をわざわざ持って来てくれました。
これは、ひな祭り子ども会に飾った花で、幼稚園に咲いていた花では
ありませんが、いよいよ春がやってきた感じです。
弥生の「弥」は、まさに「いよいよ、ますます」という意味だそうです。
小さなコラムその66は、雨水の末候「草木萌動」です。
0302㉒雨水③末候(草木萌動)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf