小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 冬 大寒 その3

2022年2月4日 13時44分

昨日は大寒の最後の日で、節分でした。まずは、昨年の大寒の末侯(鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく)の時期の小さなコラムをご紹介します。

0301⑳大寒③末候(鶏始乳)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
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昨日は、各保育室にヒイラギとイワシの頭を飾り、子どもたちは豆まきをして鬼を追い払いました。

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今まではみんなで集まって豆まき子ども会をしていましたが、今年は子どもたちは各学級に集まって、放送で節分や豆まきの話を聞きました。どの学級でもとてもよく話を聞いてくれていたようです。

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その後、しばらくして子どもたちがテラスに升を持って出てくると、どこからともなく鬼が現れました。だいぶ暴れましたが、年長の投げる豆に退散していきました。

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でも、鬼はもう一度現れ、今度は年中児たちのところにやってきました。ここでもだいぶ暴れていましたが、やはり子どもたちの投げる豆にはかなわず、引き上げていきました。

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もう来ないかと思っていたら、年少児がテラスに出てきたタイミングで、再び鬼が現れました。年少児は泣く子はいませんでしたが、鬼が怖かったようで、鬼を見ないように下に向けて豆をまいていたようです。小さい子どもたちのそのかわいらしい様子を見て、鬼も優しくひと暴れすると退散していきました。

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豆まきが終わると、園庭に散らばった豆を小さな箒などを使って年長児が掃除をしてくれました。先週あたりから、ヒヨドリが園庭のエノキなどの高い木に止まってはフンを落としていて困っていました。豆を園庭に残しておいては、他にもカラスやハトなどがやってきて、せっかく育てている冬野菜が食べられてしまいます。

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年中組は、節分を迎えるまでの間に、絵の具で自由に鬼の絵を描いていました。ダイナミックな個性豊かな鬼がたくさんです。どの学級でも心の中にいるかもしれない怒りんぼ鬼、怠け者鬼などを追い出そうと豆まきをしています。

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豆を入れる升もそれぞれの学年で自分たちでできるものを作りました。豆まきをして、園内の邪気を追い払ったおかげで、今日の立春は、どの学級でも楽しそうに遊ぶ子どもたちの笑顔が溢れました。