小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 秋 立秋 その2

2021年8月20日 15時56分

立秋の次候は「寒蝉鳴」です。

幼稚園の園庭で鳴くセミも、ミンミンゼミ、アブラゼミに加えてツクツクボウシも鳴いています。昨年のこの時期の小さなコラムも初候に続いてセミの様子を紹介しています。

先日、ある大学の先生方が来園され園内の様子を紹介しながらお話する機会がありました。その際に、zoomでつながっている学生さんたちに、昨日改めて紹介したセミの羽化の連続写真も紹介しました。すると、画面越しに手で画面を隠して目を背ける姿が目に留まりました。

私はセミの羽化をきれいと思いますが、人によってはそう思えない人もいるのです。身近な人の中でも、カエルが苦手、イモムシが苦手、幼虫はいいけれどチョウチョがダメなど、いろいろな人がいます。

来週からパラリンピックも始まります。オリンピックのときから、多様性のことは話題になっていましたが、このような身近な生き物の好き嫌いも人それぞれ、多様です。

今日改めて紹介している昨年の「寒蝉鳴」の小さなコラムは、ちょっと羽化できなかった残念な写真も載っていますので、苦手な人はクリックしない方がいいかもしれません。


0208⑨立秋②次候(寒蝉鳴)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


道端でひっくり返っているセミが急にバタバタと動き出して驚かされるということも、この時期よくあることですね。でも、そんなセミのおなかを見ると、オスかメスかはすぐに分かります。勇気のある方はクリックしてご覧ください。


全国各地で大雨による被害が出ていて心が痛みますが、ここ数日、東京は先週までの肌寒く雨続きから一転、真夏のような暑さが続いています。空が真っ青です。


園庭のサルスベリが白い花を咲かせています。去年は夏休みが短かったため、この花が咲いている時期に保育があり、落ちた花びらを遊びに使う姿がたくさん見られました。この花が9月までもつかどうかは分かりませんね。


子どもたちと種を蒔いて育てているヒマワリは、背丈がどんどん伸びて、小ぶりの花を咲かせています。先週までの大雨や風も何とか乗り越えてくれています。


ピーマンやトマトは元気です。幼稚園で野菜を育てたことをきっかけに自宅のベランダでも野菜を育て始めたご家庭もあったようです。遠出もなかなかできない中、身近な自然の変化を楽しむことで、残りの夏休みを元気に楽しく過ごしてもらえたらうれしいです。