自然っておもしろい!子どもっておもしろい!

自然との関わりからの学び

2021年8月27日 10時59分

今日は、午前中、全員で園内研の時間をもち、各担任から1学期の実践事例が提示され協議を深めました。すでに職員室で話題になっていた事例だったので、関連した意見や感想がどの先生からも次々と出てきたことも、とてもうれしいことでした。幼児の育ちや教師の寄り添い方、関わる際の大事なポイントなどを深く確認することができた、とても濃い学びの時間となりました。


昨日紹介した5歳児のヤゴの事例は、1か月にわたって飼育した試行錯誤の実践の一部です。今日の協議の中でも、生き物を飼うことで生まれた葛藤を通して、素直な気持ちをお互いに伝え合ったことで得られた貴重な学びだったことを再確認できました。


オタマジャクシ以外の餌のことも、教師から答えを示すのではなく、子どもたちが自分事として調べたり、考えたりして試行錯誤したからこそ、長い期間、みんなで可愛がって育てることにつながったのだと思います。


今日は、他にもダンゴムシが苦手だった3歳児が、友達や先生がおもしろがって見ている様子を何度も見ているうちに(とはいえ2か月後ですが・・・)、自分からダンゴムシを見付けて手に取って、うれしそうに先生に見て見てと話す事例も協議しました。

先日から、セミなども好き嫌いがあるので、無理はしないことが大事であるとお伝えしています。ダンゴムシも同じことです。その協議の中で、国公幼の特別事業で2年前、自然との関わりに関して調査研究をした際の教員へのアンケート結果 こちらをクリック☞国公幼特別事業 自然との関わりのリーフレットを紹介しました。

自然に関しては、幼児自身が「自分から関わってみよう」とする気持ちになることが大事です。私たちは、幼児の主体性を大切にしていますが、全国の幼稚園の先生たちへのアンケート調査でも、自然との関わりの中で、教師や友達の姿を見せる、一緒に関わるなど、無理に関わらせることはせずに、幼児の主体性を大事にしながら工夫して指導していることを知って、自分たちの指導が間違っていなかったと再確認しました。