小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 夏 夏至 その3

2021年7月12日 11時43分

夏至の末候は、半夏生です。

まずは、昨年の小さなコラム「半夏生」を再掲しますので、一度ご覧いただければと思います。

0206⑥夏至③末候(半夏生)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf




ハンゲショウは、伸びてくると茎の先端の葉が半分白くなるドクダミの仲間の水辺を好む植物です。今年は去年よりもだいぶ早く、6月の上旬にはわくわく池に姿を見せてくれました。


こちらは去年の6月下旬の写真です。両方ともちょっと分かりずらいかもしれませんが、先端の葉っぱが半分白くなっている様子が半分化粧したようなので、半化粧・半夏生というわけです。


さて、今年育てている野菜は他にもたくさんあります。年少組はずっと世話をしてきた枝豆を収穫しました。雨が続いてしまったので、朝のうちに先生たちがプランターをウッドデッキに運んで、一人数粒ずつ丁寧に収穫することができました。


職員室に「おいしくしてください」と持って来ました。この日は、2粒入ったさやを2つずつ食べ、3粒入ったさやはお土産で持ち帰りました。


年長児が掘ったジャガイモは先日、茹でて全学級でおいしくいただきました。それでもまだ少し残った分を厚めのポテトチップスにして、これは年長児だけが特別のごちそうとしていただきました。


「ピーマンは本当は嫌いだったけれど、食べてみたらおいしかった」「自分たちが育てたから、おいしい。もっと食べたい!」などという声が、このところ、食事の場面でたくさん聞かれました。長い期間見守り育て、そのご褒美として採れたての味を味わう貴重な体験ができている大きな成果です。


ずっと世話をしてきた野菜が採れたときには、自分たちで喜ぶのはもちろん、他の学年や学級にもお知らせにいくことが習慣になっています。自らの喜びを仲間と共有したいという気持ちが育っています。自然との関わりから、知らせたいという気持ちが高まり、人との関わりが深まってきていてうれしい限りです。