小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 秋 処暑 その3

2021年9月17日 19時12分

【9月17日更新】
昨年の小さなコラムを再掲し、今年の自然や子どもたちの様子を紹介するこのコーナーですが、処暑の末候は「禾乃登(こくものすなわちみのる」です。

0209⑩処暑③末候(禾乃登)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf

昨年は夏休みが短くて8月末には2学期が始まっていましたね。ヒマワリが大きく咲いて、それに心を揺り動かされて絵を描いた年長児の様子を紹介すると同時に、年少、年中児もそれぞれの発達段階に応じた表現を楽しんでいることをご紹介しました。


さて、今年は例年通り9月1日から2学期が始まりました。始業式と一緒に赤十字集会も行いました。年長児は黄色い赤十字のバンダナを付けてちょっと大人びた雰囲気で、人のために自分のできることをするというちょっと難しい話も聞くことができます。


休み明けの園庭は子どもたちにとっては魅力的なものに溢れています。アサガオは1学期末に咲いていたものが種になっていました。さすが年長児は園庭のどこにどんな草花があるのかをよく知っています。種取りは子どもにとっては最高の遊びの一つです。


砂場では思い思いにゆったりと遊ぶ時間が流れています。長い休み明けですから、調子を取り戻すには焦りは禁物です。好きな遊びを自分で見付け、じっくりと遊べる園庭は子どもたちにとってはオアシスです。


花がらを摘んで水につけると色が出てきます。年長児が始めたこの遊びが、この後次第に年中児にも広がっていくことになります。


1学期にオリジナルの絵本を作って遊んでいた子たちが、2学期も続きを始めていました。すでに3巻ほど見ていて、毎回、絵がおもしろく変化していくので、私はファンクラブ第1号になっています。片付けの頃に、今日作った絵本が完成したからと、職員室に見せに来てくれました。楽しいことを表現し、それを受け止めてくれる人がいるとまた表現することが楽しくなるという好循環が生まれていて、またきっと次の絵本ができたら見せに来てくれるでしょう。楽しみにしています。