小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 秋 白露 その1

2021年9月21日 16時39分

【9月21日更新】
季節はすっかり秋、二十四節気の「白露」も、もうすぐ終わろうとしています。

二十四節気「白露」.pdf


季節の移ろいの早さに追い付かず、このコーナーの更新はタイミングがズレてしまうことが多いのですが、昨年のコラムを見直すことで、大事なことを思い出す機会になっています。白露の初候は「草露白(くさのつゆしろし)」です。

0209⑪白露①初候(草露白)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


先日、このコラムで紹介した子の保護者の方と「あの出来事からちょうど一年ですね」と話しました。1年前はお母さんから離れるのが嫌で大泣きしていた子が、今は、毎日元気に登園し、きちんと立ち止まって「おはようございます」と挨拶し、とても立派になっています。落ち着いて本当にお兄さんになりましたねと、改めて子どもの育つ力の素晴らしさを共感することができました。育ちのペースやタイミングはその子によって違うことを知っていると、焦ることなく見守ることができ、肩の力を抜いて子育てをすることができるものです。


幼稚園での生活に見通しがもてず、まだ不安だったのが、今はもうすっかり安心して過ごせる場になっている証です。そして、去年フウセンカズラの種を取りに行った2階のテラスには、今年もアサガオやフウセンカズラが伸びています。


一方、園庭のアサガオは、2学期が始まると同時に子どもたちが目ざとく種を見付けて種取りを楽しみ、花がらを摘んでは色水遊びを試しています。


アサガオだけでなく、いろいろな種を取っていた年長の子たちは「たねたね研究所」で集めた種の研究を始めていました。