小さなコラム 春 雨水 その3
2022年3月12日 12時34分雨水の末侯は「草木萌動(そうもく めばえ いずる)」です。草木が芽を吹き始める頃 です。弥生は「いやおい」で、「弥」にはいよいよ、ますます という意味があり、3月は草木が生い茂る季節です。まずは、昨年の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。
0302㉒雨水③末候(草木萌動)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
今年の1月2月はとても寒かったですね。去年の小さなコラムの写真や内容と見比べると、今年の春の訪れが遅いことが分かります。
1月の誕生会のときに紹介した裏庭の土工場の脇のフキノトウが、2月下旬にようやくつぼみから膨らんで伸び始めました。
今年の年長児も、園庭のあちこちで春を探しており、裏庭ではオオイヌノブグリも見付けました。
それでも2月末にはまだ梅の花はつぼみのままです。
2月24日には、幼稚園のすぐ隣にある青南小学校の第二校庭にお別れ散歩に出掛けました。密を避けるために、4つの遊びコーナーを設けて、自由に選んで遊べるようにしました。これまで各学年で楽しんで踊ってきたダンスをどの学年の子どもたちも一緒に踊ることを楽しみました。
年少の担任が受け持ったケンパのコーナーは、最初は年少が多かったのですが、途中からいろいろな学年の子たちがやってきました。
最近、年中児が楽しんでいる転がしドッジボールにも、最初は年中児が多かったのですが、後半になって他の学年の子たちも参加しました。去年は、異学年のペアの子と一緒に過ごすことを重視したのですが、遊びへの興味や理解度などが異学年のペアだと大きく違うことが反省点でした。
今回は、感染対策のために異学年で手をつないで歩くことを控え、遊びの中でもペアで動くことよりも、自分で好きな遊びを選んで思い切り遊ぶ中で、自然な形で異学年の交流をしたいと考えました。
リレーはやはり年長児に大人気で、最初はほとんど年長児でしたが、後半になって、年少や年中児が加わってくると、バトンタッチのときにスピードを緩めて優しく渡す姿が見られて、さすがは青南幼稚園の年長児と思わせてくれました。
このお別れ散歩をきっかけに、さらに園内での遊びや生活の中で異学年の自然な関わりが増えていきました。