小さなコラム「みちくさ いたずら こどものじかん」

小さなコラム 冬 小寒 その3

2022年1月18日 12時20分

今年は冬らしい寒さが続いています。小寒の末侯は、雉始雊(きじはじめてなく)です。
昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0301⑲小寒③末候(雉始雊)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
0301⑲小寒③末候(雉始雊)みちくさ いたずら こどものじかん.pdfの1ページ目のサムネイル

園庭のカエデの色付きの様子やそれに関わる子どもたちの様子は年末からいろいろとお伝えしてきました。

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今年は昨年よりも少し早めにきれいに色付き、年明けにはこの写真のような状況でした。

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カエデの木の下は落ち葉でいっぱいになっていました。

そんな中、1月7日には、その木や落ち葉の上にまさかの雪が降り始めました。

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それほどは降らないだろうと思っていましたが、午後になると園庭の木々に真っ白な雪が積もり、朝の園庭とは全く違う世界になっていきました。

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子どもがいればどんなことをして遊べるだろうと思いながら、久しぶりに雪が園庭の様子をどんどん変えていく姿に、自然の力のすごさを感じていました。

そして翌朝には、園庭が一面真っ白になっており、青い空に映えて本当にきれいでした。

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竹は雪の重みで、葉の先が地面に着きそうなくらいです。それでも午後になり雪が少しずつ解けていくと、竹が元に戻っていく様子を見て、このしなやかさに学びたいと感じました。

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雲梯に積もった雪が落ちかけて不思議な形になっていました。

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この日は、出勤するとすぐに職員全員で雪かきをしました。

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子どもたちは来ない日でしたが、地域の皆さんの安全のためにも、雪かきは私たちの務めです。

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そして、3連休が明けた始業式の日にはすっかり雪も消えてカエデの木に残っていた葉っぱもほとんど落ちていました。

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カエデの落ち葉は子どもたちにとっては格好の遊び相手になります。年少児は自分たちの部屋の目の前で、フワフワした感触を楽しんでいます。

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園庭でもいろいろな遊具を使って遊ぶようになっているのと、年長や年中児の遊んでいる様子も見ており、それをまねする姿も見られます。

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また、寒波がやってきているようです。もしかすると、この冬はもう1~2回くらい雪が降るかもしれません。もう少しで、一年で一番寒い大寒を迎えます。

小さなコラム 冬 小寒 その2

2022年1月18日 11時09分

小寒の次候は「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」です。
まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0301⑲小寒②次候(水泉動)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf
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昨年は、1月に昔遊びの会を実施しましたが、今年は12月22日に実施しました。そのときの様子はまだお伝えできていませんでしたので、ここでご紹介します。

昔遊びの会は、コマ回し、あやとり、おはじき、けん玉、カルタやカードゲームなどの日本の伝統遊びを楽しむ会です。

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例年お越しいただいている地域の皆さんが子どもたちに遊び方を教えてくれたり、相手をしてくれたりする年に一度の交流の機会でもあります。

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密にならないように、この日も学年ごと学級ごとに地域の方々にも分かれていただきました。

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おはじきは幼稚園ではたぶん弁当後のお腹休めの時間や預かり保育で遊ぶことが多いようです。初めて遊んだ子も、多かったようですが、地域の方が優しく声を掛けてくれ、じっくりと楽しんでいました。

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お手玉に初めて触ったであろう年少児も、地域の方に優しく関わってもらっていろいろと試していました。

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すごろくも、年末から年始にかけて幼稚園で楽しむ遊びで、もちろん子どもたちだけでも楽しみますが、地域の方が声を掛けてくれて一段と楽しさが増しています。

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私はコマは得意なのですが、あやとりは一つしかできません。毎年この会で、先輩方に教えてもらって、思い出しているという状態です。子どもたちの中には、この会で教えてもらったことがきっかけでどんどん新しい技を覚えていく子もいます。

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それぞれの交流の時間は2~30分と短めでしたが、最後にお礼をお伝えするとお土産に手作りのコマをいただきました。地域の皆さんに優しく接してもらって、心が温かくなったひとときでした。

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この日は、昔遊びの後、園庭できれいなカエデの落ち葉を見付けて葉っぱの花束を作っていた子たちがいて、作ったかわいいカエデの花束を教えてもらったお礼に手渡すことができました。身近なもので作ったプレゼントをお届けしながら、ありがとうの気持ちを伝えることができて、渡す方も受け取っていただいた地域の皆さんもとてもうれしそうでした。

小さなコラム 冬 小寒 その1

2022年1月6日 15時48分

【1月6日更新】

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昨日は二十四節気「小寒」で、寒の入りの名の通りの厳しい寒さでしたが、今日は午前中からさらに冷え込みが厳しく、ふと窓の外を見ると雪がちらつき始めていました。

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もしかすると雪が降るかもとは思っていましたが、午前中から降り出して驚きました。さらに雪の降り方は次第に強まっていき、午後には園庭が真っ白になり、きれいな紅葉を見せてくれていたカエデの木が白い衣装を纏ったようです。

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新年早々の雪ですが、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますが、昨年は池の水がなくなっていたことに端を発した取り組みの様子を紹介しています。まずはそちらをご覧いただきたいと思います。

0301⑲小寒①初候(芹乃栄)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

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今日は雪になりましたが、この季節の自然と言えば、雪や氷、霜柱などです。適度ならば有り難いですが、人間の思い通りにならないのが自然です。まだ冬休み中ですから、各ご家庭で雪と戯れている方も多いかもしれません。

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2階のベランダから見てみるとカエデの木にもたくさん雪が積もっています。

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すべり台もクライムネットも雪、奥の竹は雪の重さで弓のようにしなっています。昨日までの園庭とは全く別の姿になっています。やはり、自然の力は計り知れません。

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小さなコラム 冬 冬至 その3

2021年12月28日 18時49分

【12月28日更新】
今年もあとわずかです。ここ数日、極寒の日々が続いています。先週はきれいに色付いていた園庭のカエデが、今週になって一気に葉を落とし始めています。

今年最後の小さなコラムの更新です。まずは、ちょっと早いですが、昨年の冬至の末侯(雪下出麦)のコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0212⑱冬至③末候(雪下出麦)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf



先週の半ば頃が、カエデの色付き具合が一番きれいだったように思います。他の木々よりもカエデは少し紅葉が遅いのですが、今年は去年よりもとてもきれいに色付いて、私たちの目を楽しませてくれました。箱根や京都に行かなくてもいいくらいの美しさです。


そして、少しずつ葉っぱが落ち始めると、特にフワフワを柔らかくて軽いカエデの落ち葉は毎年こんな遊びの対象になります。


園庭の遊具の片付けも、今回は年末の大掃除であり、赤十字の清掃活動の一環として赤十字の黄色いバンダナやバッジを付けて一生懸命取り組みました。そして、24日の終業式ではみんなとても立派に話を聞くことができて、2学期の成長をうれしく思いました。


そして、今週になって出勤してみるとカエデの木はこんな様子に変わっていました。週末に半分くらいは落ちて、落ち葉のじゅうたんになっていたのです。去年は年明けにこんな状態になっていましたから、去年よりも1~2週間は早いようです。

今年も園庭では、いろいろな自然の営みと子どもたちが関わってたくさんの小さなドラマが生まれました。また来年もきっと新しい発見がありそうで、楽しみです。またホームページからいろいろと発信していきますので、どうぞご期待ください。ではよいお年もお迎えください。

小さなコラム 冬 冬至 その2

2021年12月28日 10時04分

【12月28日更新】
先週で2学期の生活が無事に終わり、冬休みに入りました。
まずは、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0212⑱冬至②次候(麋角解)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf



冬休みを迎える前に、久しぶりに園庭の自然物の手入れをしていました。園舎西側の階段下にこんもりと葉っぱが茂っているのは、そうです。彼岸花です。


ところが、今年は階段の下の方に球根が広がっていったようで、このままだと来年は階段にぶつかってしまうので、その部分だけ主事さんにお願いして掘り出してもらいました。


その日は時間がなくて、植え替えができなかったので、翌日、年長児たちに手伝ってもらうことにしました。これまでも庭仕事を喜んで一緒にやってくれている子たちです。せっかくだから、池の枯れ草を取る仕事もお願いしました。


私や主事さんはとなりの竹林の整理もしながら、池の近くの整備を子どもたちと一緒にすることができました。


赤い彼岸花をわくわく池の奥に移植することができました。


併せて、裏庭のビワの木の下にある白い彼岸花も半分、掘り出して池の近くに移植しました。どちらも、普段の子どもたちの遊びのエリアからは見えにくいところに咲くので、来年は子どもたちに見えるところで咲いてほしいと思っての移植です。


それにしても特にこの白い彼岸花の球根は、掘り出すのに2日かかったほど深く根を張っていました。立派なビワがあるのに実が生らないのはもしかしたら、この球根のせいかもしれないと思っているので、その実験でもあります。

小さなコラム 冬 冬至 その1

2021年12月22日 12時58分

【12月22日更新】
今日は二十四節気の「冬至」です。今日の昼頃、近くで住宅火災があり、幼稚園まで煙や匂いが漂ってきました。すぐに情報収集をし、窓を閉め、全館放送で安全確保をして、園としては何事もありませんでした。乾燥が進む季節ですので、火の元には十分に注意しましょう。

二十四節気「冬至」.pdf


さて、まずは去年の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただきたいと思います。

0212⑱冬至①初候(乃東生)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf
去年と今年は、ほぼ同じ時期に音楽会を開催しました。今年の様子は昨日もお知らせしたように、ブログのコーナーからご覧いただきたいと思います。


今日は、このところとてもきれいに色付いている園庭のシンボルツリー、カエデの木の様子をご紹介します。この写真は12月10日です。ぼんやりと色付き始めた感じです。


週明け13日に、2階のベランダから木の北側を見ると全体にオレンジ色が強い感じに色付いているのが分かります。


でも翌日14日に3階から木の南側から見ると、全体に赤くなっているように見えます。


同じ日、バラ門から見ると、また色合いや様子が違う感じに見えます。


15日、今度は木の下から見上げてみると、また全く違う色合いに色付いているのが分かります。


16日、音楽会の合間に年少組のテラスから見上げると緑色から黄色、オレンジへとグラデーションになっている色合いがなんともきれいです。


同じ16日ですが、風船を見上げる横に見えるカエデは、外側から見ると緑が赤っぽくなってきている感じです。特に南側の外側の葉っぱは、夏の直射日光で葉先が焼けてしまっていて、ちょっと残念な色合いになっている部分もあります。


そして、週が明けて20日には全体に黄色からオレンジに色付きが一段と進んできました。


先生や主事さんは毎朝、落ち葉の中に猫の落とし物や危ない物がないかを確認する作業をし、子どもたちが安心して落ち葉と関わることができるようにしています。


21日、10時頃、子どもたちが一番元気に園庭で遊ぶ時間帯には、太陽の光も当たって一段と色付きがきれいに映えて見えます。


ここまで紹介してきたように、一本の木ですが、日々色付きが変わっていき、見る時間や角度によっても、木の中の方向や枝によっても色付きが違います。そして、どうやら年長児はその葉っぱの不思議に気付いたようで、何やら集めている様子です。


しばらくすると、少しずつ違う色の葉っぱを集め、それぞれの色に名前を付けて紙に貼って見せに来てくれました。この様子は、☞自然っておもしろい!子どもっておもしろいのコーナーで担任がエピソードを紹介していますので、ぜひご覧いただければと思います。


今日22日は、昔遊びの会でした。地域の皆さんに、コマ、あやとり、折り紙、おはじき、お手玉などを教えてもらいました。教えてくれた皆さんがお帰りになる際に、年中児が園庭で作っていたカエデの葉っぱの花束をお礼にプレゼントすることができました。「わーきれい、うれしいわ」「ありがとう」と喜んでいただきました。


昔遊びの会が終わった後、年中児はカエデの木の下で集めたきれいな落ち葉で花束を作って遊んでいたのです。大好きな園庭のカエデの木からの贈り物で自分たちで作ったきれいな葉っぱの花束をプレゼントできて、子どもたちも満足そうでした。


そして、今日はこのすてきな園庭を未就園児向けに開放しました。地域にお住まいの未就園児向けの園庭開放です。月2回のひよこ組の他に、今月は先週と今週の水曜日の午後、豊かな自然と砂場や滑り台のある園庭で安心して遊んでいただくことができました。


私たちに様々な恵みを与えてくれる園庭の自然に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。これからも子どもたちと自然との関わりが楽しみです。明日はどんな遊びが始まるでしょう。

小さなコラム 冬 大雪 その3

2021年12月21日 11時33分

【12月21日更新】
今年も12月の半ばに音楽会を行いました。去年も同じ頃に行いましたので、大雪の末侯の小さなコラムは音楽会に向けての取り組みの様子を紹介しています。まずはそちらを再掲しますので、ご覧いただければ有り難いです。

0212⑰大雪③末候(鱖魚群)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf



去年も今年も、11月の10日前後に青南親子フェスタで体を動かす楽しさを存分に味わいました。その後、園庭では引き続き鬼ごっこやボール遊び、縄跳びなどの体を動かす遊びは自分たちで進めていけるようになってきています。


その後11月末には赤坂ベルクワイアの皆さんにすてきな音楽を聞かせてもらう流れも去年と同じです。そこですてきな音楽に触れて自分たちも歌や楽器での表現を楽しむ流れが自然にできるように計画的に行事を配置するのが、教育課程の編成という作業です。


音楽会に向けての取り組みの様子や当日の様子は、ブログのコーナーをご覧いただければ有り難いです。


音楽会への取り組みの中では、大きい組の様子を見て憧れの気持ちをもったり、小さい子たちに見てもらって自信を付けたりという心の育ちも大事にしています。


音楽会の2日前には、教育委員会の学校教育部長さんが幼稚園を訪ねてくださいました。どの学級でも音楽会に向けての練習や好きな遊びをしている、幼稚園らしい様子を見ていただくことができました。


年中組は、前日、課題だったところを練習して、披露し合う場面で、上手にできるようになったところを見てもらうことができました。特別なお客様に優しい言葉で頑張っているところを褒めていただき、子どもたちの大きな自信につながりました。


園内でも、担任からだけでなく、他の学年の先生や職員室の先生などいろいろな人からアドバイスをもらったり、褒めてもらったりしながら、教師もっ子どももレベルアップを図ってきました。学年や学級毎に取り組んでいても、みんないろいろなところでつながっています。自分を高めるためには、常に学ぶ姿勢が大事です。青南幼稚園の強みは、このように教職員が互いに学び合うことができる風通しのよい人間関係が整っているところです。

小さなコラム 冬 大雪 その2

2021年12月15日 14時30分

【12月15日更新】
大雪の次候は、熊蟄穴(くま あなにこもる)です。寒い冬の間に、熊などの動物が冬眠を始める頃ということです。まずは、昨年の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0212⑰大雪②次候(熊蟄穴)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf



昨年の小さなコラムでは、年長児が小学校の校庭に出掛けて運動能力測定をしたことを紹介しています。今年も同じように校庭で運動能力測定をした様子は、2つ前の小さなコラムで紹介しています。


さて、今、幼稚園は明日の音楽会に向けていろいろなところで歌声や楽器の音色が聞かれています。


取り組みの最初の頃は、学級でいろいろな楽器に親しんだり試したり、お互いに聞き合ったりするようなことも楽しみました。

年少組はたくさんの種を乳酸菌飲料の空き容器に入れて、世界に一つだけのかわいい楽器を作ってその音色を楽しんでいます。


年長組は好きな遊びを楽しむ時間帯に、遊戯室で新しい楽器をいろいろと自由に経験できるようにしていきました。


そんな合間にはクリスマスツリーを飾り付けたり、各学級でもクリスマスや冬の季節にちなんんだ装飾を作ったりしています。


金曜日と月曜日にはリハーサルをして本番に備えつつ、お互いに見合って刺激を受けています。ドキドキするけれど、そんなに緊張しなくても大丈夫です。だって音楽は音を楽しむものだから・・・。

小さなコラム 冬 大雪 その1

2021年12月10日 13時30分

【12月10日更新】
二十四節気では、7日に「大雪」となりました。

二十四節気「大雪」.pdf


大雪の初候は「閉塞成冬(そらさむく ふゆとなる)」です。
まず、昨年のこの時期の小さなコラムを再掲しますので、ご覧いただければと思います。

0212⑰大雪①初候(閉塞成冬)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

昨年は柿を収穫したのが12月になってからだったのです。


今年は何がどう影響したのかは分かりませんが、10月のうちから子どもたちも柿の色付きに気付いており、収穫したのは11月半ばでした。


昨年の収穫数は、130個ほどでしたが、今年は何と2倍近い245個も収穫できました。

031115 柿収穫ドキュメンテーション.pdf
今年の柿の収穫の様子は、こちらの資料を先日、ブログのコーナーでも紹介しました。


その柿の木は、11月末にはこのように葉も色付いて、散り始めていました。


そして、昨日、裏庭に行ってみるとほとんど葉が落ちていました。去年はこれからの時期にお礼肥を施し、枝の剪定をしました。来年もたくさんの柿が実ることを楽しみにしながら、子どもたちと一緒に手入れをしたいと思っています。

小さなコラム 冬 小雪 その3

2021年12月10日 09時34分

【12月10日更新】
小雪の末侯は「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」です。
昨年のこの時期の小さなコラムを再掲します。

0212⑯小雪③末候(橘始黄)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


昨年も11月末にハンドベルコンサートを実施しています。例年、子どもたちにすてきな音楽に触れる機会をいただいています。


今年も赤坂ベルクワイアの皆さんにお越しいただきました。今回はハンドベルではなく、音色の柔らかいトーンチャイムのコンサートになりました。


コンサート自体は2回公演なのですが、昨年と同様に今年も年少組はリハーサルの様子を見せていただきました。


聞きなじみのある曲も多く、年少組もよく聞いていました。どんな仕掛けで音が鳴っているのか不思議がっていると、近くで楽器を見せてくださいました。


そして、音が鳴る様子が分かりやすいように横を向いて鳴らしてみてくださいました。
その後、年中、年長組の公演の中でも同じように音の鳴る仕掛けを教えてもらいました。


こちらは年中組の公演の様子です。途中で幼稚園にもある小さなミュージックベルで「どんぐりころころ」の曲を演奏してくださいました。


クリスマスが近いのでトナカイやサンタさんに扮して、雰囲気を盛り上げてくれました。赤鼻のトナカイやディズニーの曲など子どもたちにとってはよく知っている曲がすてきな音色で奏でられて、うっとりする時間が流れました。


リトルマーメードの曲の際には、オーシャンドラムという波の音のような楽器も使ってくれて、トーンチャイムの優しい音色と相まって心に響く演奏に会場全体が静かな感動に包まれました。


公演の合間に、遊戯室に飾ってある園歌の話になり、ぜひ聞いてみたいとおっしゃっていただきました。そのことを年長組に伝えて、急遽でしたが、お礼の気持ちを込めて、園歌「はなひらく」を歌ってお聞きいただきました。私たちもトーンチャイムの優しい音色にジーンとしましたが、子どもたちの歌声に涙がでましたと言っていただいた方もいました。


子どもたちが退場する際にも、すてきな音楽を演奏してくれて、この日は遊戯室が夢のようなコンサートホールとなりました。


この日のコンサートをきっかけに、どの学級でも歌や楽器遊びの活動が活発になり、12月半ばには音楽会をしようという流れになっていきました。

小さなコラム 冬 小雪 その2

2021年12月8日 16時39分

【12月8日更新】
小雪の次候は、「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」です。昨年の小さなコラムを再掲します。昨年のこの時期には園庭に落ち葉が増え、裏庭の柿をそろそろ採ろうと話していました。

0211⑯小雪②次候(朔風払葉)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf


親子フェスタが終わった後、年長組は青南オリンピックと称して、いろいろな運動能力を測定していました。東京都では公立幼稚園・こども園の5歳児を対象に実施しており、青南幼稚園でも毎年実施しているものです。


この日は、小学生が給食を食べている時間帯に小学校の校庭をお借りしました。広い校庭でトラックのラインがあるので、走るのにはもってこいです。警備員さんや主事さんに「こんにちは」と挨拶をしていると、玄関に副校長先生が出てきてくださいました。


とてもいい天気の下で、校庭のトラックの直線部分で25メートル走の測定をしました。
2人ずつ思い切り走りました。平均値で3年前の東京都の数値より0.4秒ほど早く走れました。


みんな気持ちよく走り終わった後は、校庭探検をさせてもらいました。校長先生が様子を見に来てくれて、ご挨拶をした後で校長室前にあるミカンやレモンの木などについて紹介してださいました。少し前に就学時健診で来ている子や兄姉が在席している子も多くおり、子どもたちにとって青南小学校は親しみのある小学校です。


この板の下にはプールがあるんだよと校長先生に教えていただきました。「知っているよ」という子もいれば、「そうなんだ?」と驚いている子もいました。


青南幼稚園にはたくさんの木々が生えていますが、青南小学校もたくさんの種類の木々があり、「これは幼稚園と同じ木だ」「同じだけれど違う」などと口々に感想を言いながら興味津々で見て回りました。


小学校の遊具は鉄棒も雲梯も幼稚園のものに比べると随分と高く、小学生が自分たちよりも大きい存在であることを感じられたものと思います。コロナの影響で直接の交流活動はまだ再開できていませんが、このような形も含めて小学校入学に向けてできる範囲の取組を進めて行きたいと思っています。


玄関まで見送りに来てくださった校長先生と副校長先生にお礼やお別れの挨拶をして、この日の青南オリンピックと探検隊は無事に終了しました。また学校に行く機会がもてるといいですね。貴重な体験をありがとうございました。

小さなコラム 冬 小雪 その1

2021年12月8日 14時36分

【12月8日更新】
二十四節気では昨日「大雪」を迎えていますが、その前の「小雪」の頃の様子をお知らせします。

二十四節気「小雪」.pdf



昨年の小雪の頃には、年中と年長組がサンシャイン水族館にバス遠足に出掛けていました。

0211⑯小雪①初候(虹蔵不見)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

「小雪(しょうせつ)」の初候は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」です。日射しが弱まってきて、虹を見ることも少なくなる頃だそうです。


今年は小雪の頃、今年度2回目の「おはなしろうそく」がありました。感染症対策のために今回は年中は学級毎、年長は学年での開催となりました。


遊戯室に入り、ござに上がる前に脱いだ靴をきれいに揃えておきます。この行いは足育の実践の一環でもあり、こういう小さなことにも心を留めることができることが、自立や思いやりの心や行動につながります。


指人形や手遊びなどで気持ちが集中してきたところで、ろうそくに火を付け、崎山先生の素話が始まりました。年中は「おいしいおかゆ」というグリム童話でした。全くの語りだけですが、だんだんと話しに引き込まれていきました。


おはなし会の終わりに、その月に生まれた子が代表でろうそくの火を消します。火が消えた瞬間に心の中で祈った願い事が叶うそうです。さて、みんなの願い事は何だっだでしょうか。


年長組は学年全員での参加でした。大人数でも集中して話しが聞けるからです。「どんぐりころちゃん」という手遊びが始まると、年少の頃に教えてもらってから普段からよく遊んでいるので、先生の声に合わせてサッとみんなの手が動きます。どんぐりをどちらの手の中に隠して、どちらの手に入っているか当てる遊びです。


年長組の素話は「不思議な太鼓」という長い昔話でしたが、やはり年長児の聞き方は落ち着いていて、さすがでした。最後にパネルシアターもあり、短い時間でしたが、盛りだくさんの楽しいひとときでした。

小さなコラム 冬 立冬 その3

2021年12月3日 14時48分

【12月3日更新】
立冬の末侯は、「金盞香(きんせんかさく)」です。昨年の小さなコラムでは、親子フェスタ後の子どもたち同士の交流の様子を紹介しています。

0211⑮立冬③末候(金盞香)みちくさ いたずら こどものじかん.docx.pdf



今年の親子フェスタ後も、異学年での交流があちこちで自然な形で見られました。ピンクの帽子の年長児が、紫の帽子の年中児にダンスの衣装を着せてあげているようです。


年長児のダンスで使った扇子を貸してあげて、こんなふうに使うんだよと教えてあげています。年中児は、親子フェスタの前から年長児のダンスに憧れて自分たちでも画用紙を折りたたんでまねっこして扇子を作っていたのです。


年中児の宇宙人のダンスもかっこいいので、逆に年中児が使っていた頭の飾りを年長児が借りて、一緒に踊っています。


年中組の宇宙人のダンスは年少児には最初から大人気で、初めて見せてもらったときからすぐにまねして遊んでいた子が何人もいました。この日も園庭とウッドデッキで一緒に踊って楽しさを共有しています。

学年ごとに実施した親子フェスタでしたが、今年も上手に異学年の交流ができたことは何よりうれしいことでした。

小さなコラム 冬 立冬 その2 柿が豊作

2021年11月30日 14時06分

【11月30日更新】
二十四節気「立冬」の次候は、「地始凍(ちはじめてこおる)」です。
まずは、昨年の小さなコラムを紹介します。

0211⑮立冬②次候(地始凍)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf



今年は、昨年に比べて柿の色付きが早く、子どもたちはフェスタの前から収穫を楽しみにしていました。その親子フェスタが雨で順延になったため、柿の収穫は週明けの15日月曜日となりました。


朝の時点ではこんな様子でした。この日は朝からPTA役員会だったので、高枝切バサミで切るのは主事さんたちにお願いしました。


3階の会議室での役員会が終わって、上から園庭を覗くと、すでにこんな様子でした。


園庭に行ってみると、ござの上に10個ずつ柿がたくさん並んでいます。それぞれの列の端には葉っぱに1,2,3と数字がマジックで書いてあり、この時点ですでに15になっていました。つまり150個を超えていたということです。


裏庭に行ってみると、主事さんたちが高枝切バサミで柿を採っていました。子どもたちは、かごを持って下で待ち構え、へたを切ってもらった柿を大喜びで受け取っていました。


収穫を終えたのは、もうそろそろお昼にしようという時間でした。1時間半ほどかかった柿の収穫、ずっと上を向いて作業してくれた主事さんにみんなでお礼を言いました。


ござの上にずらりと並んだ柿!壮観です。これまでいろいろな収穫物を数えてきた経験から、今回は10個ずつにきれいに並べる方法を思いつきました。パッと見てすぐに数がわかりました。何とその数、245個です。昨年のおよそ2倍も収穫できました。


さっきまで園庭で収穫の様子を見ていた年中児は、昼食の準備のために先に部屋に戻っていました。数え終わったら教えるからと約束していたので、下から2階の年中組の子たちに向かって、245個も採れたよ!と報告しました。


2階から見るとこんな様子です。それにしても驚くほどたくさんの柿が採れて、今年は大豊作でした。


年少組はちょうどお昼を食べている時間だったので、先生に出てきてもらってお知らせしました。


その日の昼食後、年長児が手紙を書いてくれていました。午後に、表参道駅に塗り絵のお礼をお届けする予定にしていたので、そのときに柿を一緒にお届けしようと思うのだけどと話しておいたので、それを聞いた子どもたちがメッセージや絵を書いてくれていました。


メッセージカードができ上がった後、どの柿をプレゼントしたいか聞くと、それぞれの子が、この柿がいいとおいしそうな柿を選んでくれました。


メッセージカードと柿を表参道駅にお届けすると、駅の皆さんがとても喜んで受け取てくださいました。このところ、電車の事件が多発していますが、地下鉄が日々運行していることで私たちの生活が成り立っていることに、改めて感謝します。いろいろな人に支えられていることを子どもたちも感じる機会となっていますが、そこでの交流の中で、園で採れた柿をお届けできたことはとてもいいタイミングでした。

小さなコラム 冬 立冬 その1

2021年11月30日 12時59分

【11月30日更新】
二十四節気では、すでに「小雪」となっていますが、その前の「立冬」の頃は、ちょうど青南親子フェスタ前後でした。

二十四節気「立冬」.pdf


親子フェスタの様子は、ブログでご紹介しました。11月はその親子フェスタを筆頭に、その後もいろいろ充実した出来事がありました。

七十二候、立冬の初候は「山茶始開(つばきはじめてひらく)」です。昨年の小さなコラムは、年少児が園庭で遊ぶ姿を紹介しています。
0211⑮立冬①初候(山茶始開)みちくさ いたずら こどものじかん.pdf

ちょうどみんなが親子フェスタに熱中している頃、裏庭では、たくさんの柿が色付いてきていました。


フェスタに向けての活動の合間に、特に年長児は様子を見に行っており、フェスタが終わったらみんなで収穫しようと話し合っていました。


また、親子フェスタが雨で順延になった9日には、青山中学校の2年生の3人が職場訪問に訪れました。例年ならば、一日職場体験をしていた行事です。青南幼稚園出身の生徒もおり、園内を案内しながら話す場面では懐かしがっている姿もありました。事前にもらっていた質問に先生方に答えてもらっていた資料も紹介しながら質疑応答をしたのですが、幼稚園の先生の仕事の魅力を感じたと喜んでくれました。


フェスタが雨で順延になった日、年中組は遊戯室でダンスの仕上げの練習をしました。位置の確認が主でしたが、折角やるならかっこよくやりたいと、子どもも先生も最後の仕上げに熱が入っていました。


その様子を年少児は遊戯室に入口から、興味津々な様子で覗き込んでいました。「年中さん、宇宙人に変身して踊るんだって。かっこいいね」という声が聞こえてきそうです。園庭でも室内でも、いろいろな場面で異学年の交流があり、刺激し合っていた時期でした。